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託児所のお迎え: より健康的な食習慣を構築するための時間に

子どもを迎えに行く際に与えられるおやつが、余分なカロリーや砂糖、塩分を含んでいるようだ、というシンシナティ小児病院からの研究報告。『Children’s Health Care』誌に発表された。

この研究は、2009年から2011年にかけて実施された「幼児食事・運動研究」に参加した30の保育施設に通う300以上の家族の日記データを再分析したものである。分析の結果、保護者が子どもを迎えに行った後の1時間は、子どもの全体的な食事の中で高カロリーで比較的不健康な部分であることがわかった。

調査によれば、3歳から5歳の子どもたちは1日に1,471カロリー以上を摂取しており、そのうち290カロリーが保育施設を出た後の1時間で消費されていた。これは1日の総カロリー摂取量の約20%に相当する。また、この時間帯の食事と飲み物には、1日の添加糖の約22%と甘い・塩辛いスナックの約3分の1が含まれていた。

主任研究者のクリステン・コープランド医師は、「この時間帯は親にとって忙しく、子どもが不機嫌で空腹または疲れていることが多い。しかし、車の中での食事は、より健康的な習慣を身につける機会にもなり得る」と述べている。忙しい親にとっても、車内に野菜スティック、チーズ、フルーツスライス、低糖飲料(例えば水やミルク)を常備することで、ドライブスルーや高カロリースナックを避けることができると提案している。

コープランド医師は「幼児期は習慣形成の重要な時期であり、子どもたちはルーティンを好む。このため、車の中での帰宅時間は、健康的なおやつ習慣を始める絶好の機会である」と強調している。

出典は『Children’s Health Care

http://dx.doi.org/10.1080/02739615.2024.2345318


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