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入院中、ラジオに助けてもらいました♪

 甲状腺乳頭がんの手術のために入院していた期間、一番心の支えになったのは、ラジオでした。イヤホンラジオも使ったし、スマホアプリの「radiko」も「ラジオクラウド」も駆使して、とにかくラジオを聴いていました。

 入院前から元々ラジオは大好きで聞いていましたが、この入院期間は特に助けてもらったな~と感じています。私にとってラジオがあって良かったなあ、と感じた点をまとめてみました!

1.日常を取り戻せる:病室で目に入るものは、自宅にはないものばかり。無機質なベットや机、パイプ椅子、ナースコール。術後は特に、酸素マスクや点滴、カテーテルやドレーンなどなど、目から入ってくる情報はすべて「ここは病院。私は病人。ここは日常生活から切り離された場所です!」と毎秒言われているような、そんな気分になりました。術前は身体は元気だけれど手術が不安だし、術後は術後で思い通りに動かない体に落ち込んだりして、なかなか明るい気持ちにはなりにくかったです。おまけにコロナ禍の入院だったため、面会は禁止。話をするのは病室に看護師さんや医師が来た時だけで、1日分を合計しても5分程度、という生活でした。

 そんな「非日常」の中でも、イヤホンを付けて、ラジオのスイッチを入れると、あっという間に「いつもの日常」が戻ってくる感覚がありました!目を閉じていると、自宅でラジオを聴いているみたい!いつもの時間におなじみのパーソナリティの声が聞こえてくることで、どんなにホッとしたか!!病院の中でも気持ちだけは「いつもの日常」に戻ることができました。

2.寝ながら聴ける:もちろん病室にはテレビもあったし(テレビカードが必要でしたが)スマホも使うことはできました。でも、テレビやスマホを見るって結構疲れるんですよね~。術後はなおさら!そんな時、寝ていても聴けるラジオはとてもありがたかったです。術後辛い時、夜なかなか眠れない時もラジオを聴いて、気分転換(現実逃避?!)していました。私のイヤホンラジオはスリープタイマーがついていなかったため、夜はradikoのスリープタイマーを使って聴きながら寝ていました。エアコンの音なども気になったのですが、耳栓の効果もあり、一石二鳥でした。

3.番組にメールで参加できる:家で何か仕事をしながらラジオを聴いている時には、なかなかメールを送ったりする時間の余裕がありませんでしたが、入院中は時間がたくさんあるので、ラジオを聴きながらメールを送ったりもしていました。いつもよりもじっくりと番組を味わって聴くことができたように思います。

4.孤独感を感じない:私は音楽番組よりもパーソナリティがお話するタイプの番組が好きなのですが、誰かが話をしている声を聴いているだけでとってもホッとして、孤独感が減りました。お天気の話やリスナーさんのメールの紹介など、特別ではない日常的な話題ばかりでしたが、それこそが入院中に圧倒的に欠けていた情報!!何気ない話題がとっても嬉しかったです!!

 ラジオに出演されている方や、ラジオ番組を作っているスタッフの皆さんは、病院で聴いているリスナーがいることは知ってくださっていると思います。でも、「いつもの放送がいつものように流れている」ことで、本当に救われているリスナーがいる、ということは、どのくらい伝わっているのかな。いつも聴いている番組に、入院中の感謝をメールしてみようかな~と思います。この感謝はきちんとお伝えしたい!!スタッフの皆さんへの感謝の気持ちを持ちながら、これからも楽しくラジオを楽しみたいと思います♪

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