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芸術や文芸など創作を大学(院)でどう学ぶ・教えるか

美術大学の授業に関するツイートを見かけた。

アートではないが、日本の大学でのクリエイティヴ・ライティング(文芸創作)の授業はどんな具合なのだろう。

英語圏の大学院で行われていたクリエイティヴ・ライティングの「ワークショップ」と呼ばれる授業では、次のような方法が取られていた。

・1回の授業で2人の学生の作品を取り上げる。
・取り上げられる学生は、授業の数日前までに作品のデータを教員と授業に参加する学生全員に共有する。
・学生たち(もちろん教員も)は作品を事前に読み、コメントを書き込む。
・授業中は、教員も学生もほぼ同等の立場で作品についてコメントする。書いた学生もそれに対して感想、反論、補足等を言う。書いた学生が聞きたいことなどを投げかけることもある。
・授業の最後に、事前に書いてきたコメントを、作品を書いた学生に渡す。
(・作品が取り上げられた学生は、次回順番が回ってきたときに、リライトしたものを出すか、続きを書いて出すか、別の作品を書いて出すか、となる)

創作を高等教育機関で専攻するということは、作りたい、表現したいことやものがある人が、それに磨きをかけていくことであるなら、どういう方法がよいのか、方法論は確立されているようでいて、実はされていないのかもしれないし、常に見直し更新すべきものであるのかもしれない。

上記の授業については、「これ意味あるのかな?」と不満を持つ学生もいた。

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