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『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』ジョージナ・クリーグ著

ジョージナ・クリーグ著、中山ゆかり訳、伊藤亜紗 解説。

視覚障害者の鑑として聖人のようにあがめられるヘレン・ケラーに向けた書簡の形式で、研究者で視覚障害者でもある著者が、自身の体験とヘレン・ケラーの表立って語られることの少ない生涯のある側面を重ねて語る本。

清廉潔白で純真であることさえ求められる障害者像に切り込んでいる。

著者の専門は、クリエイティヴ・ライティングと障害学(ディスアビリティ・スタディーズ)だそう。英語学科のクリエイティヴ・ライティングの授業のほか、障害者をめぐる文学表現や障害者自身による文献を研究するコースを開講しているらしい。


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