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早期退職 第12話 退職後の生活-⑦(結石と飲酒)

 生まれてこの方、病気らしい病気はしたことがなかった。また、骨折や捻挫すらしたこともなかった。しかし、とうとうその時が来た。夜中に突然の腹痛が発生した。脇腹から下腹にかけて激痛が走った。
当初、冷えによる腹痛と思い薬を飲んだが一向に治らない。その後、血尿が出た。ネットで調べてみると、腹痛と血尿の組み合わせは、尿路結石の可能性があると書いてあった。そういえば、母親も結石を患ったことを思い出した。近くに病院はあったが、病院が開くまでの時間、激痛にもがき苦しむこととなった。

 結石は、人生3大激痛と言われるほど痛いものである。
3大激痛の1つは痛風、もうひとつは盲腸そして三つ目が結石だそうだ。あまりの激痛で気を失いそうになった。死ぬ時とはこういうものなのかとも思った。幸いなことに、病院に行き、薬を服用後3日ほどで治った。
 
 今回のことを機に、改めてお酒は控えることにした。飲酒だけが原因ではないが、要因のひとつでもある。何も完全に止めるのではなく、飲む量を従来から大幅に削減した。これは金銭面でも健康面でもメリットは大きいと思った。何事もいい塩梅ということが大事なのではないだろうか?その塩梅の程度は体が教えてくれる。これ以上に飲んだりすると気持ち悪いとか、しんどいとかそういう気分になった時が止め時ではないだろうか。せっかく、自由な生活を手に入れたのに自ら病気になることもないと思った。
 
 具体的には基本、飲酒はしないようにと考えている。酒を飲むのは、楽しいこと、嬉しいことがあった時や、お疲れの一杯という時に飲むことにして、ストレスの発散、イライラ、暇つぶし等のための飲酒は極力しない。
 
 また、飲酒の量は自宅で飲むときは基本的に缶ビール一本、外で飲む時はそれなりとする。今後は、ダラダラと家で酒を飲む事はしない。自分なりの飲酒ルールを作り、お酒とは良い付き合いをするように決めた。
 
 お酒を飲んでも問題は解決しない。お酒でストレスも解消できない。偉そうに言えないがお酒を飲む人は、飲酒に逃げないようにしたい。飲むなとは言わないが飲酒は、ほどほどにした方が良いと思う。


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