憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の二十六
※其の二十五からの続きです。気軽にお付き合いください。
今日は日曜日。練習が休みの日だ。1学期の期末試験も近づいているので、他の部活はほとんど活動していない。四日市より懇願された願い。
「相馬グループと縁を切りたい」
「頼む」と、深く頭を下げられて私たちは困惑した。常に因縁をつけられては喧嘩や暴力に走り、それはとうとう剣道部も巻き込んだことには謝罪された。だが、肝心の理由については一切答えず、四日市はただ黙って頭を下げ続けた。藤咲だけは最後まで「面倒ごとはごめん被る」