見出し画像

タンパク質の重要性~ただし過剰摂取には気を付けて~

過剰摂取は肝臓や腎臓に負担がくることがあります

タンパク質を多めにとることにスポットがあたるようになったのは健康志向な方が増えたこともありますが、

若者のやせ傾向ダイエットによる体調不良の改善
魅せる(見せる)筋肉質なからだ美容目的


そして近年の高齢者増加により社会的に問題になっている
フレイル(健常な状態から要介護状態になる)
サルコペニア(加齢や疾患により筋肉量が減少し、筋力低下や身体機能の低下が起きる)
ことも一因になっていす。

最近の筋トレに熱心な方々は筋肉を多くつけたいがためにプロテインを頻回多量に摂ったり肉を大量に食事に組み入れる方がいらっしゃいます。
たしかに赤身肉を食べることについては、特に鉄分不足を訴える女性には積極的に取り入れた方がよい側面もあります。

前述のブログにもあるように、タンパク質摂取はとても重要ですが、過剰摂取には注意が必要です。

食事で得られたタンパク質はアミノ酸まで分解・吸収されて門脈を通り肝臓へ運ばれ、そこでそれぞれ必要なタンパク質へと再合成されます。
余分なアミノ酸の大部分は肝臓にて尿素に変換され、尿中へ排泄されます。


腎機能が維持されている場合は排泄されることで、健康維持ができるのですが、この機能がタンパク質の過剰摂取により悪化する可能性があるそうです。

皆さんが…とは申しませんが、一部の方にはよろしくない結果となり得ること、健康を損ねてしまうことは頭に留めておいてほしいと思います。

専門家でも意見が分かれることがあります

そこで、専門家の間でも、タンパク質は何をどれくらい摂ればよいのかについて、その是非はよく議論されています。
特に高齢者腎臓の弱い方や栄養管理がご心配な方は、タンパク質の摂取について一度、抗加齢医学やオーソモレキュラー医学に詳しい医師や専門家にご相談された方がよいかもしれません。
その方の状況にもよりますが、先生の解釈により指導方法も変わるため、一概には論じることはできないのが現状です。

タンパク質摂取における ある抗加齢医学会認定医と指導士の今の考え

日本抗加齢医学会認定医でもある内科医師の夫と同学会の指導士の私がこの件についてはよく話題になります。現時点での結論としては…

筋トレ+タンパク質摂取に積極的に励む方の血液検査、とくに腎機能をみるBUN(尿素窒素)の数値については、今までの概念よりも気にした方がよい
CRE(クレアチニン)も腎機能をみる指標の1つだが、この数値が悪くなるということは想像以上に腎臓はひどいことになっているため、要注意!

赤身肉・加工肉(ハムやソーセージ)については、大腸癌発症のリスクが上がると、再び報告されてきているので、摂取回数や量は気を付けること

とのことでした。


やはり、タンパク質は肉も大切ですが、魚、卵、豆類、乳製品など
まんべんなくコンスタントに摂ったほうがよいみたいです。

私自身の腸は牛乳に若干弱いので、魚、肉、卵、豆類を1日の食事にほどよく組み込む食事をしてます。
タンパク質を取り入れる食事をされるときは、ご自身の腸の調子(腸内環境)も気にされることもおすすめします。


タンパク質をかしこく摂って
お肌プルプル、髪の毛つやつや、体を支えるほどよい筋肉
感染症に負けない 元気なからだ作りが叶いますように


最後までお読みいただきありがとうございました。「スキ」ボタンが何よりも更新の励みになります。すこやかな毎日でありますように(^^♪