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プロレスラブの行方

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10年以上見続けてきたプロレス。何故か暗黒時代と呼ばれた頃にハマってしまい、古い試合から世界中のレスリングを追いかけるように。”物語”を中心にプロレスの面白さとそこから得れる着想… もっと読む
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#DDT

11.20AEW DARKに登場する #STRONG HEARTS の新たな男とは

11.20AEW DARKに登場する #STRONG HEARTS の新たな男とは

13日放送のAEW Dynamiteの前後で収録された来週20日に放送のAEW DARKにてヤングバックスと対戦したのは、#STRONG HEARTSからT-Hawkとエル・リンダマンの2人。まずはこのユニットについて話さなければいけません。

 

▼#STRONG HEARTSは越境ユニットである

新日本を中心に見ている人にとっては、#STRONG HEARTSというのがどんなユニットなのか

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AAAにルーシュ、ドラゴン・リー参戦!?ケニーの持つベルトへの挑戦も!

AAAにルーシュ、ドラゴン・リー参戦!?ケニーの持つベルトへの挑戦も!

CMLLを解雇されたロス・インゴ・ベルナブレスのルーシュ、そして実弟ドラゴン・リーは精力的に北米を中心とした活動を行っており、ROHで行われた様々な試合を見ることが出来、ルーシュのYoutubeでも伺い知ることが出来る。

そんな彼等だが、メキシコにおける対岸の団体AAAのビッグマッチの1つ、トリプレマニア・レヒアに参戦することが発表された。しかも、ドラゴン・リーはケニー・オメガが持つAAA世界ヘ

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中島安里紗新チーム名決定、新時代に流れるラスカチョの血

中島安里紗新チーム名決定、新時代に流れるラスカチョの血

SEAdLINNNGの中島安里紗が新たに結成した新チーム名が『Las Fresa de Egoistas(ラス・フレッサ・デ・エゴイスタス)』に決定した。"ワガママな苺"を意味するこの名前には様々な歴史が流れている。

このチームが結成されるきっかけとなった流れについては、上記事を確認頂くとして、"下品"と相手から評された人達が何かに惹かれて集まってきたわけだが、Fresaというのは苺、という意味

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DDTプロレスリングにケニー・オメガが帰ってくる、その驚きのカードとは

DDTプロレスリングにケニー・オメガが帰ってくる、その驚きのカードとは

昨日のDDT後楽園大会で突如発表となり、このニュースは瞬く間に世界中で話題となった。ケニーがついにDDTのリングに帰ってくるのである。マイケル中澤の壮行試合にビデオ出演し、マイケルのAEW、DDTのダブル契約と同時に自分がDDTに上がる未来を示唆していたが、11.3両国国技館大会への参戦が決定したのだ。

AEWに参戦する日本人選手との直接的な窓口としてはマイケルが担っているが、アメリカ側でのビザ

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高山善廣支援大会『TAKAYAMANIA EMPIRE2』を必ずチェックすべき理由

高山善廣支援大会『TAKAYAMANIA EMPIRE2』を必ずチェックすべき理由

"帝王"高山善廣を支援する大会8.26『TAKAYAMANIA EMPIRE2』のAbemmaTV生放送が決定した。この興行はもし最近プロレスをあまり見れていない、新日本以外はあまり知らない人は是非チェックしてほしいのだ。何せ、あの鈴木ですら、「こいつ無茶苦茶言いやがる」と頭を悩ませたような高山のアイデアが詰め込まれたわがまま放題のカードだからである。

高山が怪我をしたと聞いた時、やってしまった

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今、スターダムに求めたいSNS戦略

今、スターダムに求めたいSNS戦略

前回、国内女子団体の状況をまとめる中で感じたことを少し掘り下げたいと思う。各団体のHPやTwitterなどのSNSを巡って情報の確認を行いながら書いたのだが、”何のためにやっているのか”という点で情報発信力が弱いのではないかと思ったのだ。

スターダムという団体については、少なくとも高いレベルの選手を育てることに成功をしている団体であり、興行数、動員数の安定した団体だと思う。しかし、SNSにおける

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衝撃!DDTにサンティーノ・マレラ参戦

衝撃!DDTにサンティーノ・マレラ参戦

あのWWEスーパースター サンティーノ・マレラの参戦が発表された瞬間、皆が(………何故!?)と疑問に思ったに違いない。8.25DDT後楽園に電撃参戦が決まったわけだが、どうしてこんなにもジャストフィットする選手を見つけてきてしまうのか。

サンティーノ・マレラはイタリア系カナダ人で2005年WWE下部組織のOVWに入り、以後小気味の良いコミカルなヒールとして、2000年代前半のインターコンチネンタ

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里歩 Queen of Asia王座防衛!フィリピンの夜を沸かせる

里歩 Queen of Asia王座防衛!フィリピンの夜を沸かせる

PWR、Philipine Wrestling Revolutionにとって偉大な一夜を里歩は己の勝利で彩ってみせた。自身が持つQueen of Asia王座をかけて、フェイタル4ウェイマッチ、4人が同時に戦うという難しいルールで、団体初の女子だけのメインマッチを堂々締めてみせたのだ。

東南アジアにおけるプロレスの状況というのは、日本国内にもあまり深く入ってきていないのが現状だが、PWRについて

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7.15 DDT大田区総合体育館 絶対主人公の功罪

7.15 DDT大田区総合体育館 絶対主人公の功罪

全席無料、6時間に及ぶ興行が終了した後、様々な意見がSNSを駆け巡る。DDTのビックマッチが長丁場になるのはいつものことなのだが、今回特に飛散物もあり休憩が2回入ったり、人数の関係で試合数や内容も色々だった。その中でも目立っていたのはメインKO-D無差別級王座戦の竹下幸之介vs遠藤哲哉に関する話題だ。

互いに20代、若いライバル二人による王座戦というのは、そのまま団体の未来と言える。その他の団体

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ありえないが更新される3日間、AEW・新日・WWE、そして……

ありえないが更新される3日間、AEW・新日・WWE、そして……

かつてプロレス業界でいえば、NOAHしか見ないファンがいたり、新日派、全日派に分かれたり、はたまた日本のプロレスは見た事が無くてフジテレビ深夜のWWEでハマってしまった人も少なくないだろう。

しかし、この2020年へ一歩ずつ近付く現代、いや、現在進行形のプロレス業界はそうも言ってられないようだ。日本の業界で言えば、新日本はシングルの祭典G1クライマックスの真っ最中、Aブロック、Bブロック、過去最

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プロレスで泣いた話

プロレスで泣いた話

プロレスで泣いた。つい5分前の話だ。正直な話、年1くらいでプロレスには泣かされてる。垣原が闘病を乗り越え新日リングに姿を表した時、ケニーがG1を初めて取った時、そして、今日、泣いた。

今日、両国国技館ではマッスルマニアが開催されていた。今やテレビでもお馴染み、スーパーササダンゴマシンことマッスル坂井がかつて”プロレスの向こう側”と題し、プロレスのセオリーを演劇的手法を織り交ぜながら再構築した全く

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週刊プロレスは初心者のためのメディアではない

週刊プロレスは初心者のためのメディアではない

前回の記事で書いた男色ディーノvs佐々木大輔の一戦が、唯一の週刊専門誌である週刊プロレスの表紙になった。しかもあろうことか、ディーノは完全に前だけを隠した後ろ姿、対する佐々木はタイツの下に履いたガーターベルトという性癖を剥き出しにした写真であった。

DDTを古くから見ている人の多くは、男色ディーノが全裸で戦うことの意味に疑問を持たなかった(むしろ、最近離れてた人もさすがに食いついたよう)のだが、

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DDT竹下幸之介-大阪の少年がリングで見た夢-

DDT竹下幸之介-大阪の少年がリングで見た夢-

どうも、ぴょん吉です。
ここまで新日本プロレスの話題をすることが多かったですが、個人的には国内、海外、男子、女子別け隔てなくプロレスの話題を掘っている人です。
noteでは、プロレスの選手とストーリーというところに少しフォーカスして、記事を書いています。
今回、DDTの興行の中で、面白いことが起きたので取り上げたいと思います。

竹下選手率いるALL OUTというユニットと、サブゥー、葛西純という

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