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プロレスラブの行方

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10年以上見続けてきたプロレス。何故か暗黒時代と呼ばれた頃にハマってしまい、古い試合から世界中のレスリングを追いかけるように。”物語”を中心にプロレスの面白さとそこから得れる着想… もっと読む
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#アイスリボン

11.10 AEW PPV『FULL GEAR』 そこにあったのは、エモーショナルなプロレス

11.10 AEW PPV『FULL GEAR』 そこにあったのは、エモーショナルなプロレス

本当はオンタイムで見てたからもっと早くに書けたのに、色々なものに時間を使って、この記事に取りかかれなかったのは、そこにあったのはエモーショナルなプロレスだったからだ。

ここで書きたいのは、ただ試合がどんな結果だったかじゃなくて、その試合にどんな意味があったかを書きたいという事に改めて気付かされた。そんなプロレスの興行どれだけあるだろうか。

 

▼形の違うエモーショナルなレスリング

大きなプ

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【16:00追記】10.14 スターダムに突如ジュリア登場、民事訴訟不可避では

【16:00追記】10.14 スターダムに突如ジュリア登場、民事訴訟不可避では

この数日、災害の最中、様々な選手、団体が互いに協力しあい、興行を成立させるような動きが見られた。それ以外のところでも道場などを解放したり、ペットに関連して近隣住民の手助けをするなどのポジティブなニュースの多かった女子プロレスの流れで、事件は発生した。

10.12に開催予定だったアイスリボンでバーニングロウとして共に活躍するタッグパートナーであるテキーラ沙弥の引退が予定されていたのだが、状況を鑑み

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ディアナSareeeがWWE挑戦表明。しかし、その前に立ちはだかる問題

ディアナSareeeがWWE挑戦表明。しかし、その前に立ちはだかる問題

6月のWWE日本公演のタイミングで、最高執行責任者であるトリプルHとディアナのSareeeが会談した話はお伝えしていたが、東京スポーツが取材によりWWEへの挑戦が明らかになった旨を今回報じた。

これまでにも日本人の女子選手がトライアルを極秘に受けてきた話はあったが、まだ所属団体があるうちでの表立った接触というのは、英国マットでの動きや日本での新たなNXTという話もあり、これまでとは違う温度感だっ

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『G1CLIMAX29〜Vanishing point〜』に見るプロレスSNSの新時代

『G1CLIMAX29〜Vanishing point〜』に見るプロレスSNSの新時代

新日本プロレスがG1 CLIMAXの裏側をまとめた映像を公開した。この映像、プロレス業界におけるSNSの利用方法として新しい時代の幕開けを感じさせたのである。

内容としては、G1 CLIMAXの一ヶ月以上に及ぶ世界で最も過酷と呼ばれるリーグ戦を、印象的なフィニッシュシーンと得失点を追いながら、選手のインタビューを交えつつ見せる、という内容となっている。

何に驚いたのか、追っていきたいと思う。

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今、スターダムに求めたいSNS戦略

今、スターダムに求めたいSNS戦略

前回、国内女子団体の状況をまとめる中で感じたことを少し掘り下げたいと思う。各団体のHPやTwitterなどのSNSを巡って情報の確認を行いながら書いたのだが、”何のためにやっているのか”という点で情報発信力が弱いのではないかと思ったのだ。

スターダムという団体については、少なくとも高いレベルの選手を育てることに成功をしている団体であり、興行数、動員数の安定した団体だと思う。しかし、SNSにおける

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