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会社は、"目標"は与えるが、"目的"は与えない。【目的なく働く人の末路】

みなさん、こんにちは。
今回の記事では、「会社は、"目標"は与えるが、"目的"は与えない」という観点から、高い目的を持って働くことの重要性について紹介していきます。

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⚫︎会社は、"目標"は与えるが、"目的"は与えない。

  • 月の売り上げは100万円を目指しなさい

  • 新商品を毎月10個作りなさい

  • サービスの内容を来週までに覚えなさい

  • お客さんを笑顔にする会話術を身につけなさい

このような言葉は、社会人を経験したことがある方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

会社は私たちに対して、たくさんの"仕事における目標"を与えます。

しかし、会社は、個人の"仕事の目的"を与えることはありません

強いていうなら、「お客様を笑顔にするために働きなさい」や「価値のあるものを創出するために働きなさい」というような目的を"建前"で言いますが、どのような目的を持って働くかは個人の自由です。

  • お金を稼ぐため

  • 昇進して、上司や後輩に認めてもらうため

  • 自分のスキルや能力を磨き、将来独立するため

このように同じ会社で、"共通の目標"を持っていたとして、全員が同じ目的を持って働いていることはないでしょう。

⚫︎運送業で働く3人の男性

運送業で働く同じ30歳のAさん、Bさん、Cさんがいました。
彼ら3人は、"1日100個の荷物を家に届ける"という共通の目標を会社から与えられています。
そして、3人それぞれに仕事をする目的を聞いたところ、以下の答えが返ってきました。

・Aさん:荷物を運ぶため
・Bさん:お金を稼ぐため
・Cさん:お客様の大切な荷物を安全かつ迅速に届け、社会を支えるため

3人が働いている様子

このような目的はバラバラですが、共通の目標を持っている3人は、それぞれ将来はどうなっているでしょうか?

彼らの10年後の様子を見てみましょう。

・Aさん:相変わらず同じ会社で荷物を運んでいた
・Bさん:もっとお金を稼ぐために、転職+大型トラックの免許を取り、荷物を運んでいた
・Cさん:大きく出世し、お客様の荷物を安全かつ迅速に届けるためのシステムやサービスの企画や開発をしていた

3人の10年後の姿

このように、彼ら3人の10年後の姿は、全く異なるものになってしました。
これは間違えなく、異なる目的を持って仕事をしていたからでしょう。

もちろん、AさんやBさんが悪いということではありません。
ただ、Bさんは、"お金を稼ぐ"という目的のみで色々試行錯誤しましたが、この中で一番稼いでいるのはCさんでしょう。

つまり、高い目的を持って仕事をしていれば、それ以下の目的を満たすことができるが、目的以上のことは、成し得ないということです。

だからこそ、高い目的、つまり自分の使命や人生の目的を把握しながら仕事をすることが重要で、それが結果的に全てを満たすのではないでしょうか。

⚫︎まとめ

今回は、「会社は、"目標"は与えるが、"目的"は与えない」という観点から、高い目的を持って働くことの重要性について紹介しました。

会社はノルマや目標を達成したかどうかなど、可視化できる部分しか見ない(目的は客観的かつ相対的な評価ができる)ので、ノルマや目標さえ達成してくれれば、個人がどのような目的を持って働いていても関係ないのです。

しかし、個人が"目標を達成するために働いているのか"、"目的を達成するために働いているのか"という意識の差は、長期的に見ると大きな差を生むことは間違い無いでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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