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魔法、使えます ep8

小学生の頃から「私は魔法が使える」そう思っていました。思っていた、というよりは、そう思うようになったのかもしれません。

そう、思い始めた切っ掛けは小さな事でした。


「家に帰ったらアイスクリームが食べたいな」と、歩いて学校から帰ると「mumuちゃん、冷凍庫にアイスクリーム入ってるよ」母の明るい声が聞こえます。

「お、やった!」

そんな些細な幸運が、小さな私の身に幾度か起こり「mumuちゃん魔法が使えるんちゃうのん?」そう、自分で思うようになりました。単純な子です。


関係のない話になりますが、私があまりに「素直」なので、母が名前を「素直」に改名しようかと思ったと、笑って話してくれたことがあります。

今でこそ、独創的な人も「個性」と認められるようになりましたが、私が育った当時は、みんなと同じ事こそが素晴らしい!それが常識でした。

「あぁ・・嫌だなぁ」と、しんどい気持ちの時は、寝る前に布団の中で魔法を使います。

「きっと明日は楽しい」

そんな風に言ってみて、
「私は魔法使いだからきっと楽しいに違いない!」自分を安心させて、眠りに就くのでした。


そして、晴れて義務教育を卒業してからの毎日は、とても自由で、魔法を使う事はなくなり、魔法使いだって事すらすっかり忘れていました。


恋をしました。


彼はサッカー選手で(当時大学生)、背が高い彼と背の小さい私は、まるで漫画のようで、周りの人がほんわかと見くれていました。

ある日、彼が言うのです。
「Tがさぁ「お前の彼女、変わってるな」って言ってきてん」と。

私の心の中は心配の文字でいっぱいだったのですが、彼の続きの言葉はこうでした。

「それでさぁ俺「お前は、みんなと同じ子が好きなん?俺は、人とは違っていて自分の感覚を持ってる人が好きやなぁ。個性的な子の方が楽しいし、変わってる子、好きやで」って、言ってん!」

なんだかすごく嬉しそうにニコニコと笑いながら話しくれて、まるで、逆に私の素敵な所をプレゼンしてもらったような気分になりました。
その笑顔を見て、私もニコニコ笑って、こんな風に言って貰えたのは生まれて初めてでした。

その後、彼は、日の丸を背負って日本の期待を背負って、ピッチを走り回る選手になり(漫画にもなって)ずっと、私のヒーローです。

良きところを見ていてくれる人との出逢いは大切で、この時の言葉は、それからの私をずっと励ましてくれる魔法の言葉になりまた。

「そのままのmumuちゃんでええよ」


それから、色々な事を積み重ね、いっぱい経験し、色々な国へも行き、たくさんの濃くて、酸っぱくて、苦くて、甘い人生経験をして、現在に至ります。


文章教室の先生。

店のブログや、宣伝などで、文章を書く機会が多い為、文章講座を受けていました。
バリバリの元新聞記者の先生が、ガッツリと添削をしてくれるのです。

コロナ禍で、安穏としておれず、今後の事を考えないと進む方向も決まらず、闇雲で、途方もなく、地の底を這いまわっているような気持ちで、心の余裕が全くなくなり文章が書けず、講座は一旦辞めました。

最後に提出した文章が、

自分は魔女だと思っていた幼少時代から、現在(2022年当時)コロナ禍中、どうすれば店が続けられるのかと苦悶の日々、それで「魔法はもう使えないのかな?」と思っている、という内容でした。

そして、先生からの添削とエールは、以下画像で。

先生の添削
先生の言葉もずっと私の励みです!!

「魔法はまだ使えると信じて、ご健闘を!」

先生、有難うございます。すごく勇気になっています。
(先生の文章の書き方は、新聞記者の書き方です)

また講座に入って、先生を驚かせたいと思ってます。「魔法、使えます」って笑。


あなたにも魔法をかける RÈGALCHEESECAKE



もし、あなたの心がしんどくなった時、心の穴が塞がらなかった時「RÈGALCHEESECAKE」が、あなたの元気の素になれるよう一口食べたら心が和らぎますよう、心を込めていっぱい愛情を込めてお焼きする事をお約束します。

もちろん、嬉しくて、いつもの街並みがまるでブロードウェイに見えるような心躍る時も、そんなウキウキした気持ちの側に「RÈGALCHEESECAKE」もご一緒出来ますように。

 私が一人で営む小さな店の、素直で優しいチーズケーキ。器用に世の中泳いでゆけるタイプではなく、どっかで衝突したり、回り道をしたり、故障したり。大喜びしたりしながら、みなさまに支えていただき、応援していただいて、精一杯がんばっています。

そして、とびっきりいっぱい愛情を込めたチーズケーキを、大切なお客様や、大切なお客様の大切な方へお届けできるように、精進する毎日です。

このnoteを読んで下さっている皆様にも「akaiitoのチーズケーキ、買ってみたいな」
「akaiito のチーズケーキ食べたいな」そう思っていただけると幸いです。

これからも、応援していただけるととっても嬉しいです。

もちろん
わたしは、あなたを応援しています。





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