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星の光

いよいよ冬らしくなってきましたね~。星のひときわ美しい季節です。

以前に多少描いてはみたものの未完の状態だった絵を完成させてみました。当時からいつの間にかかなり時間が経過してましたが笑、まあどうにか自分なりに納得のいく雰囲気にはなったかな…と思います。
トップ画は元の絵に少しライティングしてタイトルとリンクする画像にしてみたもので、以下が原画です。

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星宙散策


あるんですよ、描くんだけど、何かが足りないんだよな…っていうことが。わりとすんなり、こんなもんか、これでよし!って時もあるんですけどね。そうならなくて、この絵を途中まで描いた時のようにどことなく腑に落ちない場合は、その時点で詰めすぎずにしばらく放っておき、今回みたいに結構経ってからでも忘れた頃にふともう一度見れば、ふ~ん…あ~なるほど的に案外ストンと決着したりするものなのかも。それにしてもこれは放置しすぎでしたが。

筆者の中で葬りたくなる絵ではなく(そういうのもあります、そういうのはサクッと葬ります笑)、あともうちょっと…なものだったため、二度と絵を描かなかったら未完のままだったんだな~と思えば浮かばれたってことで。
変に細かいところと微妙にあらいところが絵面に出てるのが自分らしいわというふうな納得(諦め)の仕方を生きてる間に会得したのかもしれません。これがね~ヘタにどっちかに寄せようとすると(まあできないんですが…)うまくいかない。というかおかしな調子になってくる。筆者の精神構造?とまるでおんなじで観念するしかないって感じ^^; 人間って、考えてみたら不思議ですよね。


最後に、余談をひとつ。
大人になってから半年ほど?でしたが、デッサンとはどんなものだろうかと教室に通っていたことがあります。その間にちょうど教室主催の作品展があり、油彩を出されるかたなんかもおられる中、わかばマークの筆者は円錐とか角柱とかを組み合わせた鉛筆デッサンを出展することになったんですね。

ちなみにまったく理系じゃないのに、デッサンでは空間幾何って言うんですか?そういう石膏の立体を描くのがわりと好きだということが判明。ロープとか布とか日常でよく見るものを描くより全然楽しかった覚えがあります。(デッサン初心者が描きやすい形だからかな)
ある時先生に「幾何学立体ばっかり描いててもつまらないでしょ?」と尋ねられ、「全然つまらなくないです」と答えたら、ポカーンとしてらした気がする^^;

で、作品展の時に現場のギャラリーにいると、見知らぬかたが展示物をご覧になってくださって一緒に来た人と感想を言い合っておられるところへたまたま通りかかることも。自分の描いた絵について話しておられる内容が直接耳に入ることもありました。
その中で、あるかたが「この人の絵はセンサイね」と隣の人に話された後、なにげなく続けておっしゃったことが今でも記憶に残っています。

なぜかな。モノクロなのに色を感じる

…………….。
そこに本人がいるとは思っておられなかったでしょうが、当人は思わず己が描いた絵をあらためてマジマジと見ましたよ笑
そして、
『それはきっとあなたの感覚がぴかぴか✨だからです』
と思った、という。

特に「うまい」とか「すごい」とか、褒められたわけじゃないんですよね。ただ、なんだかすごくうれしくて、こっちが感動した気持ちになりました^^ 色がついているように見える絵…それってなんかフシギでいいなあ!って。あの時のかたにいろいろ教えてもらったんだな~。袖ふり合うも他生の縁、ってこういうことかってお話でした!

妙なもん見たけどなんか元気になったわ…というスポットを目指しています