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子供のためのオルセー美術館(31)夏休みのお絵かき特集②クールベ・嵐の海/オルセーお絵かきビデオと

あらしだ!

とつぜん
くろくもがやってきた



ふかみどりのなみ
どんどんおおきくなって

しろいあわをはきだした


ずっと向こうに小さいボートがいるよ

だいじょうぶかな


Gustave Courbet Ornans 1819 -Suisse 1877
La Mer orageuse, dit aussi La Vague 1870 Salon de 1870
ギュスターヴ・クールベ
嵐の海、波 1870

夏休なつやすみ🌻さあ、きのうにつづいてをかきましょう!

その前に さっきのボートはだいじょうぶだったかな?

あらしのあとの

あ、あそこに! いたー

Gustave Courbet
La Falaise d'Étretat après l'orage 1870
ギュスターヴ・クールベ
嵐の後のエトレタの崖 1870

美術館びじゅつかんのビデオをて あらしうみをかきましょう


用意よういするもの

画用紙
えんぴつ
ティッシュペーパー
スティックのり
水性絵の具

1. えんぴつで、上に雲、下に大きな波のある海の風景をかく
2. ティッシュペーパーをちぎってくしゃくしゃにし、雲や波の上にはる
3. 絵の具で海と空をぬってかわかす。
4. 空にはカミナリ⚡️海にはボートをかく

ギュスターヴ・クールベ(1819年 - 1877年)
1869年の夏、クールベはノルマンディーの小さな町エトルタに移り住んだ。エトルタでは、ドラクロワ、ブーダン、ジョングキントがすでに海と向き合っていた。白亜の崖、微妙な光、嵐の激しさ、波の静けさなど、空が常に変化するこの地方は、クールベに新たな主題を与えた。
ここで画家は、荒れ狂う海の強烈な姿を描き、セザンヌも賞賛した自然の力の不安で野蛮な力を表現している。太いペインティングナイフを使って大胆に絵の具を乗せるクールベは、海に永遠の印象を与えることに成功した。岸辺の2艘のボート、泡の白さで強調された深緑色で描かれた波、そして黒い雲に覆われた空。
1886年9月28日付の『ジル・ブラス』紙で、モーパッサンは、エトレタ滞在中にクールベを訪ねたときのことをこう語っている。「時々、彼は窓に顔を寄せて嵐を見ていた。海は泡と騒音に包まれながら、家を叩いているように見えるほど近づいていた。海水があられのように窓に当たり壁を伝った。マントルピースの上には、サイダーの瓶と半分に満たされたグラスが並んでいた。クールベは時折、数口飲んでから仕事に戻った。この作品は大きな波となり、世界中を巻き込んでいった」

お読みいただきありがとうございました。
今日はティッシュペーパーを画用紙にはりました。小さめにちぎってくしゃくしゃして、のりをつけやすくしてください。
ティッシュで入道雲やお天気のいい海も、砂浜も表現できそうですね。
どんなアイデアがあるかな?皆さんの楽しい絵をいつか見てみたいなと思います。
美術館にある暑そうな夏の絵、寒くなるような怖い作品などなどを、これからまたご紹介していきます。

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