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9/12 読了記録

プリンス同盟
プリンス・チャーミングと
呼ばれた王子たち
クリストファー・ヒーリー 作 /
石飛千尋 訳
集英社


美しい女性・エラ(シンデレラ)と運命的な出逢いを果たし、婚約を交わしたフレデリック王子

しかし、継母と二人の義姉に虐められながら逞しい女性に成長したエラは、ダンスとお茶しか興味がないフレデリックに嫌気が差し、手紙を残して城を飛び出してしまう

しばらくは泣いてばかりいたフレデリックだが、エラの愛を取り戻そうと生まれて初めて一人で外の世界に行く決意を固め、エラ探しの旅に出る

途中で出会ったのは暴走野郎のグスタフ(ラプンツェル)、ナルシストのリーアム(眠り姫)、変人のダンカン(白雪姫)と何らかの事情で国を追放されたり愛する姫に愛想を尽かされた王子たち

4人の王子によるドタバタな旅がスタートする


童話では
「優しくてイケメンでお金持ちな王子様」
としか表現されてなかったそれぞれの王子が、軟弱だったり天然ちゃんだったりと、ちゃんと性格も名前もあり個性も際立っていて面白い限り

頼り甲斐のない王子に対して女性陣の何としっかりしている事か

子供の頃はウットリと観ていたシンデレラのストーリーですが、大人になるにつれて
「お城の中で育った世間を知らない王子と庶民として人生経験を積んで育ったシンデレラって合うの?」
なんて思うように

合わなかったみたいです

そもそもガラスの靴なんかで踊って階段を全力で駆け降りたりした日には足は血まみれじゃ

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