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大きな存在

アフリカのとある国の
医療現場で働かれていた方のお話を聞いて。

何が現地で課題になっているのかと尋ねると、
モノや場所、知識や人が足りていないのもあるが、
現地のニーズと支援のギャップがあることを教えてもらう。

NGOやNPO、各地から支援物資は届く。
現地の看護婦さんに器具がない、と言われ、
そこにあるじゃん、というと
壊れていて使えないという。

メンテナンスや保管方法を
教わっておらず、
錆びたり壊れていて、
目の前にあるのに使えないものが多かったという。

震災のときも、
さまざま寄付金や支援物資が届くが、
現地の人が本当に今必要なものとは
相違がある話もよく聞く。

電気やガスもないのに
要冷蔵や要冷凍や
お湯が必要なものが届いたり、

今すぐ何か食べ物と暖を取れるものが
必要なのに、プレハブを建てようとしたり。

こうしたギャップは
どうやったら埋められるのか。

また、価値観や人生観の違い。

助かる命が助からないことも多いが、
"神様が決めたこと"として
生死を受け入れる価値観も
関わっていると教えてもらう。

神様が媒介する生死観では、
私たちと医療の価値観も違う。

生きていると、
受け入れがたいことと直面することがある。

それを大きな大きな超人的な存在が
決めたことなんだと考えることで
受け入れられることもある。

受け入れられなくても、
希望を見出したり、
前を向けたり、
立ち上がれることもある。

神様とか宇宙とか運命とか
なにか大きな存在のおかげで、

日々や今を、
人生やもっと大きなモノサシに
代えてくれたり、

モノサシすらなく、
ただただそうであると
別の大きな世界を通して

理屈じゃなくて
心にスッと染み込んで
受け入れられることもある。

そんな、いろんな価値観に触れて
考えるきっかけにもなった。



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