5.15 バンコク、ベンジャロン陶器の工房へ


今日は朝から活動的。
気になっていたベンジャロンビレッジへ。

タイの代表的な陶器の1つ、
ベンジャロン陶器で
町おこしをされた場所だとか。
公式ホームページがなく
情報があまりない。

調べてみても、公共交通機関が出てこない。

バンコク出身の友人の誰に聞いてみても
タクシーしかないという。

片道4000円は中々の痛手。
妹が必死に調べると
2時間半かかるバスが出てきた。

タクシーだと45分くらい。
バス停が159個、冷房なしの
ワイルドバスは、地元の人にも
ノーカンのようだった。

しかし、時間だけはたっぷりある。
座り心地も悪く腰が痛くなるよ、と
言われたが、これからも18時間など
長距離バス旅もすることになる。

風を切りながら
街中から田舎をゆっくり走る路線バスは
景色も楽しめる。

むしろ、わたしたちは好きなのだ。

2時間半の長旅になる。
朝ごはんはちょっと贅沢に
地元に人気のセブンのホットサンドをいただく。

30分に1本、時刻表はなく
本当に来るのか少し不安はあるも
無事にバスが来た。

バンコクの郊外側に行くバス。
大きな道路をものすごいスピードで走っていく。
人がいないのか、バス停もびゅんびゅん
飛ばしていく。

街中のバスには
スピードメーターが付いているが
このバスには付いていない。

7.80キロは出ているような体感。
ぶち抜きスタイルの窓から風が気持ちいい。

少し段差があればバウンドし、
アトラクションに乗っているようだ。
地元の友達に心配されるも、
しかし2人はこれはいい、と
楽しんでいる。

颯爽と風を切りながら
マーケットの喧騒を少し上から眺め、
家の2階の洗濯物や屋根を眺め、
ベンチでお腹を出しながら
昼寝しているおじさんを眺める。

ローカル線で乗降者する人も少なく
びゅんびゅん進むバス。
バス停にはほとんど止まらない。

すごいスピードのおかげで
公式の半分くらいの1時間ほど。
楽しくてあっという間の到着。

降りる時に切符売りのお姉さんと
乗客の方が、私たちが降りたい場所を
話し合ってくれている。

ここよ、と言われ、ここじゃなく
次のバス停と伝えるも伝わらず。

そうこうしているうちに
別の人も同じ場所で降りたかったらしい。
なぜかバス停のない途中で降ろしてもらえ、
炎天下の中歩く時間が
5分巻けたのがありがたい。

・・・

ベンジャロン・ビレッジに到着。

ここについてはベンジャロン陶器で
まとめて後ほど別の記事で紹介したしので
さらっと。


入口の壁に陶器や絵付体験、
職人さんの絵かずらっと描いてある。

ベンジャロン陶器で町おこしされた名残か、
ウェルカム感が伝わってくる。

ホームステイのできる建物も
伝統的なタイの建物らしく素敵。

平和でのどかな雰囲気だが、
人気が全くない。

カフェのような場所もホームステイも
お店もがらんとしている。

お土産屋さんがあるも
電気は付いていない。

一応ドアに手をかけてみると
意外なことに開いた。
奥から優しそうなおばあさんが急いで
出てきてくれるも、
お休みよ〜とのこと。

せっかく来たので
中を見て行ってもいいか聞くと、
どうぞと言って電気と扇風機を
付けてくれた。

緻密な模様。
これが全部手描きかと疑うほど。

そして店を出て小路に入ると
地元の方の敷地らしく
犬が飛び出てきた。

すごい勢いで吠えて追いかけてくる。
先に進んでいた妹が驚き怖がって
走るが、背を向けて逃げてはいけない。
むしろ追いかけてくる。

すぐに家主のおばあさんが出てきて
犬を止めてくれてなんとか助かった。

そしてこの道じゃなくて奥よ、と
教えてくれる。

行ってみるも人気はない。
こんにちは〜と大きめに言うと
奥の道から1人やってきてくれた。

彼女はとても親切で
お店の電気を付け、また中を見せてくれ、
絵付体験もできるわよ、と教えてくれる。
職人が奥にいてそこで絵付けをしているという。工房見学をさせてもらえることに。

実際に書いているところを
見せてもらい驚き。
この光景を見てやっと、
本当に手描きをしていたことを信じられる。
そのくらい緻密なのだ。

開放感のある半屋外の工房に
堅苦しくなく職人さんが作業をしている。

真剣な眼差しでやりつつ、
ナッツを食べておやつ休憩をしたり
スマホで動画を見ながらなのも
いい意味で肩の力が抜けてタイらしい。

・・・

熱中症気味になり、カフェで休むことに。
屋台もあったが、今は
冷房の効いた室内で、
清潔なものを食べて休みたい。

カフェまでもバス停まで徒歩で2.30分ほど。
12時ごろで1番暑い時間帯。
タクシーで300円ほどのため、
使うことに。英断。

ココナッツが有名な場所で
ココナッツラテなどを飲むといいよと
教えてもらい、ありそうなカフェにするも
売り切れ。

しかし、可愛らしくオシャレなインテリアに
ワンプレートに盛り付けられて
ちょっとした生野菜にプチトマトに
ごまドレッシングというオシャレ感。

この感じが久しぶりで、大変にたのしんだ。
屋台もローカル感があって
お店の人とのちょっとしたやりとりや
雑な雰囲気が好きなのだが、
こうしまお店でしか得られない何かを
たくさんチャージできた。

しかも、バンコクの郊外なので
オシャカフェにしてはバンコクとくらべて
値段も全然高くない。

幸せのひととき。
2人がけの席が3つ飛んで並んでいて
私たちは真ん中に座っていた。

すぐ後に3人組のお客さんが来て
イスを持ってきて2人がけの席を
使おうとしてたので、
わたしたち横にずれるから
この席つなげていいよ〜とひとつずれる。

店員さんは遠慮しつつも、
ありがとうと言ってみんなで机を運ぶ。

そしてオシャレなご飯と
可愛いドリンクを楽しんでしばし休憩。

3人組は帰っていき、入れ違いで
5人組が入店。
彼らもまた先ほど繋げた4人席を
5人で座ろうとしている。

男性も多く狭そうにしており、
わたしたちも食べ終わってドリンクだけなので
移動するからどうぞつなげて〜といって譲る。

2回目で店員さんもまた遠慮なくしつつ
みんなで机を繋げる。

次は移動じゃなくて店出てもいいくらいには
ゆっくりさせてもらったが、
ドリンクも残っているので
図々しくもまだまだゆっくりさせてもらう。

・・・

帰りのバス。
お決まりの走り出しながら乗り込むスタイル。
スピードがかなり出ていたので
とりあえずドアの目の前の席に。

優先席ではないものの、
必要な人が来たときに近い席は
空けておいた方がいいかと思い
少し後ろにずれようかと話す。

止まったときに後ろに移動しようと言ったが、
止まる前後が1番危険かもしれない。
なんせ、急ブレーキ、急発進の乗降。

降りるときは
止まってからお立ちくださいと
アナウンスで運転手さんが注意する日本と

なるべく素早く降りてほしく、
動いてる間に先にドアの前まで並んでおいて
勢いよく急ブレーキで止まりかけたバスから
素早く飛び降りてスタイルのバンコク。

対比がなんだかおかしかった。

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