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また行きたい美術館 ベスト3

あー。この状況になって、どこに行っていないって、美術館!
美術館に、全然、全く、行っていない。近所の美術館なら予約を入れて人数制限のある中にだが、県またぎ…だとまだまだ足が遠のいてしまう。

そこで、また行きたい美術館 ベスト5

3位 箱根彫刻の森美術館

小さい頃、今は亡き祖父母に連れられてよく行っていた思い出の美術館。
しゃぼん玉の遊具で遊んでいる、幼稚園くらいの私と祖父の写真がまだ残っている。ピカソ館もなんのことやら、で、でも、なんだか印象的な絵だなぁ、と思いながら観ていた。
そして、そのしゃぼん玉の遊具で自分の子供達が遊ぶことになるとは。
大人になってから行くと、意外とチケット代金高かったのね。
ありがとう、お祖父ちゃん、お祖母ちゃん。
子供達は遊具に夢中で、でも、広い庭園で遊ぶ子供達を観ているのだけでも気持ちがよくて。もう、何の展示がなくても、思い出も含めてその場所自体が私にとっての宝物。

2位 地中美術館

なかでも、モネの部屋!モネの部屋!モネの部屋!
直島は直島自体が素晴らしくアートの島で、そして地中美術館の他の作品、
特にジェームスタレルのオープンスカイは新潟の光の館に泊まりに行った程お気に入りだが、もう、モネの部屋!
ここのモネの部屋の美しさ。
訪れたのは3回だけだが、いつも人が多く。
いつか少しの間、せめて1分だけでも、その空間を独りで独占してみたい。

1位 豊島美術館

その頃4歳だった娘と1歳だった娘を連れて行った私よ、関係者の皆さんやお客さんに謝れ!
とはいえ、ちゃんと静かにしてくれていたのだが、もう、何か騒ぎ出しはしないかと冷や冷やしている関係者の方の顔が忘れられない。
(今となってはお察しします)
私自身も冷や冷やしてしまい、心いっぱいは満喫出来なかったが、アートと自然との関係に気付かされた場所。
子供達も静かに出来る歳になったことだし、今度はまた違った目でゆっくりとあの空間を味わってみたい。

ほかにも金沢21世紀美術館やクレマチスの丘、富山県立美術館…
あー、行ったことがないところでは江之浦測候所や島根県立美術館や諸橋美術館…行きたいところが沢山…!
いつになったら行けるようになるのだろう。

作品だけなら図録や画集で観る他にも、今ではオンラインで観る等、新しい楽しみ方があるけれど、やはり、時代を超えた作品、その場所の空気、光、音、その場に来ている人達、すべて含めて、”美術館という場所”は特別な空間だと思う。

*****

そして、番外編。

「原美術館」

もう、月イチで行っていたのではないかと思うくらい大好きだった…!
季節によって景色のかわるその洋館の佇まいはもちろん、始めて加藤泉を知ったのもここだったし、リー・キットにソフィ・カル!何度も足を運んだ。
最後に観たのは2020年の「光ー呼吸」。
印象的だったのは佐藤雅晴の映像作品群と、そして、ピアノから流れる、館を満たす”月の光”の音色。
閉館してしまったけれど、その存在を知ることが出来て、そして、何度も訪れることが出来て本当に良かった。

もう再訪することは叶わないけれど。

”永遠ではなかった”ことも含め、それ自体がアートだったように思う。




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