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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第39話

2023年 11月 21日(火) 

夏ごろから書き始めている
東京・中央線沿線のクラフトビールの変遷について。
行ったり来たり脱線しながら続けていますが
来年あたりにこのテーマを一冊にまとめられるかなあと
本気で考えてている。
今まとめておきたい。いや、今まとめておかなければ
すぐに記憶も記録もなくなって
まとめられなくなるように思うのです。

三鷹駅北口
ベルビービール好きが通う
密かなBEER BARの思い出


三鷹駅北口界隈には居酒屋チェーン店も多く、
「白木屋」のモンテローザ本社もあるという界隈において
小さな個人経営の隠れ家的ビアバーが誕生していた。
時代はまだクラフトビールではなく、主役はベルギービール。

武蔵野市緑町の昔は賑わった商店街外れに誕生したのは
ベルギービールカフェ「Lui ルゥイ」だ。
緑町で6年間、吉祥寺に移転して2年ほど営んで2018年1月閉店。
ベルギービールを引き立てる気の利いたフードメニューもあり
定期的に食事とビールのマリアージュイベントも開催された。

僕の店でも開催してきた蕎麦会、実はこのLuiが発祥の地で
Luiに出入りしていた人たちとのつながりは今も濃い。

ベルビービール専門店ではないが、
武蔵野市西久保一丁目にあった「アルズタップ ビアンサレ」という
ビストロがあり、ここでもベルギービールを楽しめた。
(今、「シェガーノ」というイタリアンがある場所)
この店が移転閉店したのち、今の店に変わる前、
短い期間だけれどベルギービールバーが営業していた記憶があるのだが、
調べるも事実に辿り着けない。

冒頭で
「すぐに記憶も記録もなくなってまとめられなくなるように思う」
と書いたが、もうすでに辿れなくなってきている💦

ベルギービールブームから
地ビールを経て、クラフトビールへ

「Lui」は、地元の人が足繁く通うというより、
ベルビービールファンが他の街からわざわざ訪れてきていた。
コアなビールファンはどこへでも遠征するのは、
昔も今も変わらないんじゃないかな。

さて、ベルビールファンにとってお楽しみのイベントは
「ベルビービールウイークエンド(BBW)」だ。
六本木をはじめ日本各地で、たしか2010年から開催されていて、
これまでに140万人以上が来場しているらしい。

多くのベルギービール好きが、
日本各地で誕生した地ビールに注目するのも当然の流れ。
どんなビールなんだろうと一度は飲む。
しかし、伝統あるさまざまなスタイルのベルギービールを飲んでいた皆は
いや〜、そりゃあ、口が肥えている!
ベルギービール好きにはほとんどの地ビールが刺さることなく
ご当地お土産ビールの域を脱することなくスルーされていった。

そんな中、クラフトビールが各地で静かに産声をあげる。

地ビールにはピンと来なかったベルギービール好きが、今度は心躍った。
日本のクラフトビールが、日本の飲み手に刺さったのだ。

(続く)


落語シリーズ、絶好調!

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