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開業ガールズGPがおもしろくて勇気をもらえた

「幸せボンビーガール」という番組で、4月27日に放送された内容が面白かったので記事にしたいと思う。


タイトルは…、

〝崖っぷちから一発逆転!開業ガールズグランプリ〟!

紹介された選ばれし5組のお店

飲食店を経営する「崖っぷち開業ガール」を募集したところ、140もの応募や推薦が集まったという。


その中から5組が選ばれ、番組の中で紹介。


3名の審査員がそれぞれのお店のVTRを観て、スタジオで実際にメニュー1品ずつを試食。

そして審議しNo. 1を決定する。


審査するのは飲食店経営のプロ3名。


お店にかける情熱・お客様への想い・夢への本気度、そして料理の味が審査基準となる。


優勝者には、審査員3名から経営に関するアドバイスを受けられる権利が与えられるという。


選ばれた5組のお店がこちら。

1.地元に愛されたのに大ピンチのおにぎり店「湯気」さん

東京・不動前で営業しているおにぎりの定食屋さん。

夜営業しているバーの昼の時間を間借りしている。

料理の専門学校の同級生ふたりで経営。

それぞれ別の仕事をしていたが、コロナで仕事が激減。連絡を取り合いタイミングがあったということでお店を開業。

5ヶ月経ちリピーターさんも増え始め、地元の方達にもお店を認知してもらえるようになった矢先、ビルのオーナーさんが変わり、引越しをしないといけなくなった。

次の場所がまだ決まっておらず、このグランプリに挑戦することに決めたという。

2.借金700万円…母と二人三脚で開業したラーメン店「桃の屋」さん

神奈川県・小田原で営業しているラーメン店。

長崎ちゃんぽん店でおよそ30年働きながら、女手ひとつで育ててくれた現在70歳の母の夢が
〝娘と店を持つ〟こと。

母の夢を叶えるため人気ラーメン店で7年修業を積み、念願の開業となる。

築80年の物件を借金700万円かけて改装。
その返済は毎月15万円。

精肉店に月30万円の支払いがあり、材料費としては月50万円ほど。

毎月25万円の赤字という。

3.毎月赤字!シングルマザーが自宅で開業したピザ店「HONO BUONO」さん

埼玉県・蓮田で営業しているピザ店。

8歳の娘をもつシングルマザー。

彼女は高校時代ソフトボール全国大会で準優勝するほどの腕を持っていたが、会社が倒産し実業団を引退、男手ひとつで育ててくれた父親はショックを受けていたという。

そんな彼女は、18歳で家を出てイタリアンレストランでナポリピッツァに出会い、ピザ作りに打ち込むようになった。

開業する前はパン屋で働いていて、朝5時に家を出る毎日。
娘のことは父親が見てくれていたが、その父親も病気になり、自宅での開業を決意したという。

売上約57万円に対し、仕入・光熱費・梱包材などで支出は約58万円という。

4.コロナで観光客ほぼゼロ!逆境に立ち向かう納豆専門店「夏豆」さん

京都・祇園で営業している納豆専門店。

元々納豆が大嫌いだった和歌山出身の彼女。

身体にいいからと母親に1粒からスタートし毎日食べさせられ、それがいつの日か大好きに。

大学生の頃から納豆料理の案を考えていたという。

福岡の納豆料理の名店で修業をし、納豆に馴染みのない外国人にもたくさん来てもらいたいと考え、場所を京都・祇園に決め、2020年4月に7年越しの夢を叶えお店をオープンした。

しかしその2ヶ月後に緊急事態宣言となる。

常連客もいない上、日本を訪れる外国人も激減。

外国人の集客が期待できなくなってしまった。

5.借金1,200万円…赤髪ピアスの本格手打ち蕎麦店「つなぎや」さん

鳥取・倉吉で営業している蕎麦店。

20歳まで蕎麦が大嫌いだった彼女。

高校卒業後、就職するも1年で退職。
友達の紹介でお寺のお手伝いを始める。

そのお寺の住職が連れて行ってくれた蕎麦屋で、本当の蕎麦に出会えたという。

蕎麦打ちを見せてもらった時、その技術に感動、ぜひ学びたいと思い、職人気質な師匠のもとで5年間修業。

しかし開業するお金がなく、1年のお試しで開業できる場所を借りて営業していると、その味に惚れ込んだ常連客から、倉吉でお店をやるならサポートしてあげると言われたという。

そのサポートもあり、2019年9月に開業。

何もない状態から250万円かけ厨房機器を揃え、雨漏りの改修費などの内装工事に約700万円、備品に約250万円。
借金はおよそ1,200万円にも。

その上コロナの影響で休業となり、収入が半減し赤字になってしまった。

印象

どのお店もどの開業ガールも、モチベーションがとても高く、そして品質にこだわり、その商品にかける熱意と愛情がすごいと感じた。

皆さん簡単に開業することを決めた訳ではなく、幾度の挫折を繰り返しながら、努力し、苦悩し、やっと開業に辿り着いたという印象である。

開業だけを夢とするのではなく、そこからさらに継続すること、ひとりでも多くのお客様を笑顔にすること、それが彼女達のさらなる夢なんだということが強く感じられた。

番組を観ているだけで応援したくなるような、みんなにNo. 1をあげたいと思えるような開業ガールズであった。

審査結果

飲食店経営のプロが選ぶ、「一番応援したくなるお店No. 1」は…。


4.京都・祇園で営業する納豆専門店「夏豆」さん!!


その理由は、

・納豆というこだわった素材で、京都という場所で敢えてチャレンジした姿にエールを送りたい。

・コロナが明けた後、外国人の方が納豆をいっぱい食べる光景を是非見てみたい。

将来に期待をしているので、是非がんばってほしい!とのコメントがあがった。

さいごに

見事優勝した「夏豆」さん。

飲食店経営のプロ3名からの経営指導がされるのだが、なんと今回は時間切れとなり、その模様は近日公開となった。


それにしてもこの企画、素晴らしいと思った。


また優勝記念は賞金ではなく、経営に関するプロのアドバイスというところもすごく良い。


なかなかそんな機会はないだろうし、違う目線で、しかもプロからのアドバイスを受けるということは、彼女達にとって願ってもいないことであろう。


それになんと言っても日本の女性はなんて頼もしいのだと実感。


飲食店だけでも、全国にそれだけ沢山の女性がお店を構え奮闘していると思うと、『私も頑張らねば!』と勇気をもらえる。


こういう視聴者に寄り添った企画は、本当に良いと思う。


番組内で紹介されたお店は、少なからずなんらかの反響はあるだろう。

コロナ禍の中、緊急事態宣言が出ている間は難しいが、それでも営業再開となれば、近隣の方は一度は覗いてみたいと思うに違いない。

また、そんな日が早く来ることを願わずにはいられない。


テレビの力で、もっともっと頑張っているお店を応援してほしいと思う。


近日公開とされている今後の番組内容も要チェックである!




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