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【スエーデン】幸福度上位の北欧と幸福度50位の日本の違い

幸福度上位の北欧諸国といつも50位くらいの日本と何が違う?

「世界幸福度ランキング」というものがあります。

世界幸福度調査(World Happiness Report)の結果に基づき、国連の持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)が発表するランキングです。

2023年度の世界幸福度ランキング1位はフィンランド、2位はデンマーク、
いつも北欧諸国が上位を占めます。

日本はというと、47位!!!

日本も治安もよく、もっと幸せなはずなのに・・

この違いはどこにあるのかな?

数年前にこの事実を知り、北欧の人々が日々どんなことを思ってどんな暮しをしているのか知りたくて、北欧の暮らしをめぐる旅企画に参加しました。

行先は「スエーデン」

当然、普通の観光旅行ではなく、東京で活躍されているインテリアプロジューサーの方があちこち掛け合ってくださっての企画。

オフィス内部や女性の働きぶり、ご自宅拝見など、普段見ることができないところを見せて頂けて、生の話が聞けるとても貴重な体験ツアーでした。

北欧のイメージは、税金が高い。

50%が税金です。

高い!!

ただし、
女性の社会進出度 98%
学費は大学まで無料
夏休みは2か月
労働時間 週30時間チャレンジ
老後の生活を心配しなくてもよい」充実の福祉制度がある
医療費、出産費の基本が無料
などなど。

老後の生活の心配がないので、預金する必要がなく、生きていく上で、不安を感じる要素をすべて取り除いたシステムが整っています。

生活の基盤が確立されています。


北欧の人たちが大切にしているもの

北欧の方々が大切にしているキーワードがありました。

それは「心地よい」。

とにかく心地良いと感じることをする。

心地良い空間を作る
自分だけの空間を作る
自然のモノを使う
人を信頼する
美に触れる
誇りを持つ

自分と人、自然を大切にした生き方を心掛けています。

また学歴や給料面での格差も少なく、それぞれの個性を発揮する教育と社会情勢が確立されています。

自分の個性を大切にし、人との繋がりを大切にする、そして自然との繋がりも大切にされています。

あるお宅を訪問させて頂いたとき、ゴミの話になりました。

生ごみは各家に設置しているごみコンテナにそのまま集めておられ、そのごみコンテナを開けて頂きましたが、まあすごい匂いに、たくさんのうじ虫が。。。

それが当たり前なのですよ、そしてそれが自然なのです。

消毒、殺菌づけの日本にいると、さすがにうじ虫は受け入れるのが難しい。

ちょっと考えさせられる一コマでした。

スエーデン ストックホルムの地下鉄は巨大な美術館!


スエーデン、ストックホルムの地下鉄は、世界で一番長いアートギャラリーです。 

「国の新しい建物建設の際には予算の2%を芸術に使用するように」と1937年のスウェーデン国会決定が起源だそうです。

1950年代から長い年月をかけて多くのアーティストたちが、環境問題や女性の権利などのメッセージを込めて造りました。


110キロメートルに渡って配置された約100の駅に、赤ライン、緑ライン、青のラインなどその時代を映す芸術のスタイルが駅やラインごとにあります。

青ラインは1970年代に開通したラインでユニークで独創的なアートの駅が多くあり、地下を掘ったままコンクリートで補強した後にアートが施され、まるで洞窟の中にいるような雰囲気です!

日常の何気ない通勤、通学の途上で当たり前のようにアートに触れることができるって、羨ましい限りです。

もぐらになった気分も味わえます(^^♪

北欧インテリアと北欧カラー

午後3時ぐらいから暗くなる北欧の冬。

冬になると昼すぎからあたりは暗くなるなり、うつ病になる人も多いそうです。

北欧の色使いが温かくカラフルである理由は、家で過ごす長い夜を心地良い時間にするため。

人との繋がりや自然との繋がりを大切にしている北欧の暮らしぶりは、家で過ごす長い夜を心地良い時間にするための工夫と知恵に溢れています。

街並みの色や美しい色使いインテリア、独創的な照明なども、北欧の人々にとってデザインはお洒落を追求するものではなく、「問題を解決するための仕組み作り」なのです。


北欧家具と言えばIKEAや今人気の北欧ビンテージ家具がすぐに思い浮かびますが、高級感のあるお洒落な家具もたくさんあります。

それにしても、やはり照明が印象的!、大きくて近い!!

天井から吊るすシャンデリやくらいの大きな照明がダイニングテーブルの上に鎮座しています。

スエーデンで出会ったお洒落な家具たちは、日本の色使いと少し違いを感じます。

ストレスコントロールに、インテリアも街の風景も色使いが華やかです。

カラーに興味があるので、スエーデンの家具屋さんに並んだ家具たちの色に目が惹かれてしまいます。

王室御用達テキスタイル「スヴェンスクト・テン」

スエーデンの人々に愛されている、世界的にも有名なテキスタイル老舗ブランド「Svenskt Tenn/スヴェンスクテン」。

ストックホルムの中心部の美しい海岸沿いにお店があり、王室御用達の高品質な品揃えのインテリアショップです。

独特の存在感を放つスヴェンスクト・テンのテキスタイルインテリアはスウェーデンの人々の憧れの的。

一瞬、色と柄の大胆さに圧倒されそうになりますが、70年以上も前にデザインされた柄が今も使用されていても、まったく時代を感じさせません。

スベンスクテンは営業利益をスエーデンの人々に使う憧れのブランドでもあります。

ヨセフ・フランクのエレガントで大胆な植物柄のテキスタイルを家具やインテリアに取り入れています。

この圧倒されるような色使いを上手くインテリアに取り入れることができてこそ、北欧インテリアの上級者・・・・なのだとか!

おわりに

長くて暗い北欧の冬があるからこそ、家で過ごす時間を心地よく、ストレスを少しでも減らすために明るい色彩を取り入れる。

厳しい北欧の冬をいかにして乗り越えるか、豊かに暮らすかのシステム作りの継続があります。

そして、個人個人が快適に豊かに暮らすことに対する意識が高く、現在の幸福度上位を保っているのだと思います。

日本も住みやすくていい国で、親切で和を尊ぶ人間性はとても素晴らしいです。

「和」は人に合わすだけではなく、人それぞれ個性が発揮できて、「違い」を尊ぶ、ということが社会の基盤となっていけば、もっと日本人の幸福度も上がっていくのでは・・・と思います。

我慢しなくていいんだよね~

デンマークの街並みも紹介しています!
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