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「古事記」第9章「国譲り(くにゆずり)」9-9

期待の新人だった「アメノワカヒコ」に裏切られ、天界の天つ神はどんよりと暗くなります。

国宝級笑顔の書道画家Princess香龍です❤️

とはいえ、一度切り出した「国譲り」の提案を引っ込めるわけにはいかない。

ここまできたら、強行突破しかないと腹を括った天つ神のトップ、女子高生並みの若さと可愛さのアマテラスちゃん!ここでは天照大神としての判断を下します。

交渉が決裂したからには、武力しかありません。戦うことも辞さない強い神を派遣することにします。

そこで登場したのが、「建御雷神(たけみかづちのかみ)」通称「たけちゃん」です。(略しすぎでは?・・・めっちゃ強い神様なのに)

タケちゃんこと「建御雷神」は私が大好きな「八大龍王の御真言」に出てくる九字切り「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前・臨前」の「闘(とう)」の神様。ナマズを退治する神様です。

因みに、「臨(りん)」は「天照大神(あまてらすおおみかみ)」アマテラスちゃんのこと。

「者(しゃ)」は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」オオナムチ、八千矛神、とか言われている我らがクニちゃん。

九字の中にちゃっかり入っていらっしゃる最後の「臨前」が「天之御中主神(あめのみなかぬしかみ)」最初の神様で大きすぎる神様。

忍者が使う呪文みたいなアレです。神様の力を纏うわけです。因みに訳すと「臨める兵、闘う者皆、陣をはり、列を作って前に在り」です。

兵や皆などにも全て神様があてがわれています。心強い文言なのです。

その中でも「闘」に抜擢された「建御雷神」タケちゃん。

対する国つ神の「大国主命」クニちゃんは「者」ですよ。

人を大事にするクニちゃんも「わかひこ」事件には心を痛めていました。娘の旦那様だったわけだし、新嘗祭からは出雲を任せようとしてたところだったのに。。。

思えば、オシホミミに続いてホヒ、ワカヒコとキジの使いまで入れれば4度も交渉に来てくれたのにのらりくらりと何年間も音沙汰なしはヤバかった。

また、高天原から使者が来るとの情報を聞いたクニちゃんにも余裕がなくなります。

ワカヒコの一件で次こそは武力でくるに違いない。と思い、兵を用意するけど、犠牲はもう出したくないし、トークでどうにかならないかなあ・・・などと考えるのです。

決戦場は稲佐の浜です。

空から、大きな船がこちらに向かっています!!!

やばいやばいやばい。。。交渉の余地ってあるのか???

。。。次回をお楽しみに!!

日本の神様の物語は最高の「ドラマティックJapan」。。。

だんだん良くなる!未来は明るい!!

皆様に湯水の如く良き事が起きます!!


香龍アートサイトcreema
https://www.creema.jp/c/princess-kory

「アートアクセサリー」サイトminne
https://minne.com/@koryu4976

参考文献/「眠れないほど面白い日本書紀」板野博行、三笠書房、王様文庫
参考文献/「ラノベ古事記」小野寺優、KADOKAWA

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