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#46 ギックリ腰に対する考え方

年齢を重ねてきましても
恐ろしいかと思いますし、
近年では、若くても急に
やってきてしまうことがあるのが
ギックリ腰です。

ギックリ腰とは、
正式には急性腰痛といい、
重い物を持ち上げた時や
少しお辞儀した時、
ただ立ち上がろうとした時、
床に落ちた物を拾おうとした時などに
突然腰が痛くなり動けなくなってしまう
状態をいいます。

欧米ではその激しい痛みから、
魔女の一撃と呼ばれるほど
強い痛みに襲われることが
多いものになります。

ギックリ腰の原因は、
筋肉や骨、背骨のまわりの軟骨、
椎間板のトラブルなどが
考えられておりますが、
現状では画像検査を行っても
映し出すことができないことが多く、
ほとんどの場合、原因がわかってないのが
医学界でも言われているところであります。

ただ、姿勢などが関係していることは、
実際の多くの患者さんを
みさせていただく中で
感じるところはあります。

ギックリ腰の患者さんのお身体の状態は、
実際には、猫背や反り腰などの
姿勢異常があることが多く、
その中で筋肉や筋膜、靭帯、
椎間関節、椎間板などに
負担がかかってしまっており、
姿勢異常が長く続けば続くほど、
血流が悪くなってしまい、
やがて痛みとしてSOSを
出すようになってしまいます。

そのSOSを見逃し続けてしまうと、
やがて限界を超えて
ギックリ腰になってしまうことが
多かったりします。

予防するひとつの方法としましては
ドローインがあります。

方法としましては、
①仰向けで寝まして、膝を立てます
②足幅は骨盤の幅に合わせます(足と足の間は拳1~2個)
③鼻から息を大きく吸って、
お腹を膨らませます
④口からゆっくり息を吐き、
下腹部に力を入れながらお腹を凹ませます
(骨盤を床に押し付ける
イメージになります)
この流れを2~3セットを行っていただけると良いかと思います。

ギックリ腰は一度なってしまうと
クセになってしまうと言われますが、
実際のところはそういうわけでは
ございません。

ギックリ腰を引き起こしている要因を
取り除くことができていないため
繰り返しギックリ腰に
なってしまっている方が
多かったりしますので
注意が必要になってきます。

ギックリ腰の痛みは、
本当に急に訪れることが多いですが、
日々の姿勢異常からの影響や
疲れやだるさなどの
SOSがあったりしますので、
普段からご自身の身体に
目を向けていただけると幸いです。