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才能は、私の知らないところにある

「中田敦彦のYouTube大学」
私は割と好きなので、時々見ています。

今回、「松本人志氏への提言」という動画が
話題になっていたので見てみました。

この動画は「お笑い界」についての話ですが、
今回はお笑いについての深堀りではありません。
違う目線で発見があったので、それをお伝えします。

動画の内容としては、
「ダウンタウンの松本人志さんが
あらゆるお笑いの大会の審査員にいる」
「ほかの業界だったら信じられないくらいの独占状態」
であるという点を指摘し、それは
「松本さんが面白いと言うか言わないかで
新人のキャリアが変わってしまう」ほどであるそうです。
「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちに
そのハンドルを渡す事で
お笑い界に新しい価値感や新しいスターができる土壌を
作ることが、お笑い界全体への貢献になるのではないか」
というお話でした。

私はこの話を聞きながら、
「親子関係も同じだな」と思いました。

松本人志さん=親
芸人=子ども です。

「松本さんがどの大会でも審査員をしている」
ということは、
「子どものフィールド全般で親が審査員をしている」
というのと同じと言えます。

勉強もスポーツも習い事も
小さな子どもであれば友人関係も、遊びも
親の価値観が基準となってしまいます。

面白いの価値観=松本人志さん
正しいの価値観=親

ただ、お笑い界と違って、
親子関係は仕方がない部分もあります。
親は「親であることのプロ」ではありませんから。

でも、「このような世界観」に
なっているかもしれないと気付くことが
大事なのでなないかなと思いました。

中田さんはこう言います。
「M-1における成功って何なのか?
それはネクストスターの発掘じゃないですか。
つまり本当の成功は
松本さんを超える芸人が出てくることなんです。」

まさに、親が忘れがちになっている目線です。
「自分が子どもを育てている」という視点でいると
自分の基準が「最高基準」です。
「これが一番いい」という状態が「自分」です。

それでいいのでしょうか?

子育ての成功を「これ」とは決められませんが、
そのうちの一つは、
「子どもが親を超える」
ことかもしれませんね。

そのためには、
「私は私以上の才能には気づけない」
という目線を持っている必要があります。

そういう気持ちで子どもと接すると、
今まで見えていなかった
子どもの才能に気付いていけるかもしれません。

「親が出来ないことでも子どもは出来る」
ということがあるに決まっていますからね。


そしてもう一つ最後の方で中田さんが言っていました。
「松本さんに対して何も物が言えない空気がある」
「その人が生きている間には言えないんだよ」

誰でも少なからず
「親には世話になっている」
という感覚があると思います。
ということは、
子どもも同じ気持ちでいます。

子どもが親に正々堂々と反論するのは難しいことでしょう。

それが無言の抵抗として表れているのかもしれません。

親が絶対権力であってはいけません。
そうなっていないか、時々振り返ってみましょう。


この話はお笑い界の話ですが
親子関係だけでなく、会社の上司と部下など
色々な世界観に当てはめて聞けるお話だと思います。
「今、自分のいる世界」に置き換えてみると
とても発見の多い動画だと思いました。



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