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傷の癒しは、それが傷であると認めることからはじまる

最近、自覚するようになったことがあります。

それは、
「私はいちいち本気になる情熱の持ち主である」
ということです。

分かりやすく言うと
松岡修造的ということです。

自分の中の「当たり前」は自覚できないもので、
「みんなそういうものだ」と思っていました。

そんな私に対して、
「そういう人ばかりではない」と、
旦那が教えてくれました。
何度も言われ続けて
やっと最近、自覚することができました。

そのくせ私は、
その情熱を前面に出して頑張り、
勝ち上がっていくことに抵抗があります。

情熱が「強め」なので
はじめはなんでもすごく頑張ります。

そしたら自然と力がついて
目立つ存在になることもあります。

でも、その時に必ず、
「自分だけ抜きんでるのはダメだ」という思いが
強く出てきます。

「誰かを抜いて上に出る」ということに、
とても抵抗があります。

出し抜いたりしているわけでもないので
堂々としていればいいのですが、
ざわざわと落ち着かないんです。



占星術のホロスコープを見ると、
「カイロン」という小惑星があります。

その星は
自分の持っている「傷のありか」
を教えてくれます。

私の「カイロン」は「牡羊座」でした。

つまり、私は
「勝利してはいけない」という傷を持っている
ということになります。


私は今まで、
自分が「勝利を恐れている」ことに
気付いていませんでした。

むしろ「勝ち気」だと思っているくらいでした。

ただ、
勝ちたいという「思い」は強いけれど、
「勝ちきる力が足りない」
と感じたり、
言われたこともありました。

実際に今まで
勝利を手にする機会は少なかったですし、
また、それをずっと残念にも思っていました。

もしかしたら、
「勝ってはいけない」という気持ちでいるうちに、
「勝たない癖」がついていたのかもしれません。

だから、本気で勝ちたいと思った時にも、
勝ち方がわからず
悔しい結果になってしまうのかもしれません。



カイロンが教えてくれる「傷」は
その傷を癒していくことで、
その力が使えるようになっていくことを表しています。

傷を癒すために、
まずは
自分に「その傷があることを認める」ことが大切です。

そうすることで、はじめて

「そのままの自分で、いい」
「勝っても、いい」

と、制限していたことに対して
「してもいいんだよ」と自分に許可してあげることができます。

これだけで、ずいぶん楽になりますし、
新しい自分との出会いになります。


傷を癒すということは、時間がかかります。

現実的に、深い切り傷を負ったとしても、
回復には時間のかかるものです。

今この瞬間に治そうと思って治るものでもありません。

私はこの傷を回復させていくことを
とても楽しみにしています。

自分に許可できるものが増えたということは、
「もっと自由になった」ということです。

「してもいいこと」が増えたわけですから。

自由を感じるとき

私は、

自分が思っているよりもっと
「世界は優しい」と感じることが出来ます。

ありのままの情熱を表現しても、
誰にも怒られないし、責められないんです。

制限は自分が勝手にかけているだけで
本当は、誰も厳しい目で見てはいません。

それを、改めて感じることが出来ます。


そしてその力が使えるようになった時、
今の自分より、確実に成長した自分がイメージできます。

もっと自由に、もっと楽しく
まだまだ成長して生きていきたいです。

あなたも
自分に制限をかけていること、ありませんか?






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