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盗用新聞(17)食料自給率、いかに高める?

このタイトルで日本経済新聞夕刊に食料自給率についての解説があった。(2023/10/23日本経済新聞夕刊3版2面ニュースぷらす)

異論あり。

「海外から様々な農産物を安く輸入することは、リーズナブルな値段で食品を買うこととバリエーションに富んだ食生活を支えています。」
このことはそうだろうと思う。

だからといって、
「完全な自給を目指せば、それを維持できなくな」るというのは、自給率はそこそこで構わないと読める。乱暴だ。
「適地適作という言葉があるように、すべて国産に切り替えるのは非現実」と決めつけるのもいかがなものかと思う。

カロリーベースでの自給自足は死守しなければならない。有事に備えるべきだ。

「バリエーションに富んだ食生活」は別問題で、カロリーを維持したうえで、これこそ輸出入でバリエーションを富ませるべきだ。

「農産物の生産は天候に大きく左右されます。『毎年が異常気象』といわれるような状況が続く中で、これからも好きなだけ輸入できると言いきれるでしょうか。」
「経済力も影響します。(中略)農産物の輸入で中国に買い負けたりしています。」
「ウクライナ危機で穀物の国際相場が上昇し」てもいます。

これら「の影響を和らげるためにも国産比率を高めるべきでしょう。」
もちろん自給率もだ。

カロリーが満たされない状況、酷ければ飢餓、を想像してごらん。

すべての国民が平静でいられるか?

おそらくパニックが発生する。

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