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心の健康を保つ

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【 今日のトピック:心の健康 】

昨日は、「疲労回復」について書きました。

今日のテーマは、「心の健康」で、「疲労回復」と「心の健康」は、違うようで、非常に関係していると僕は考えています。

「心の健康」が叫ばれて久しいです。

メンタルを病んで自殺する事件が、バブル崩壊後に報道されるようになりました。ただ、僕が思うに、バブル崩壊前から、過剰労働でうつ病を発症し、自殺してしまう人たちはたくさんいたと思います。

実際に、最高裁で、長時間労働に起因したうつ病の発症が認められ、そのうつ病によって自殺に至ったと認められた事例は、平成2年4月に入社した社員が、翌平成3年の8月27日に自殺した事案でした。

まだまだ、バブルの余韻が残っていた頃の事件で、不況がメンタル自殺の原因ではないことが読み取れます。

好景気だろうが、不況だろうが、日本社会では、長時間労働に起因した自殺が多発していたと認めざるを得ないでしょう。先ほど紹介した最高裁まで争われた事案は、まさに「氷山の一角」です。

終身雇用を従業員に保障するのと引き換えに、長時間労働を強いる。これが日本的雇用慣行の本質ですが、別に、経営者だけが悪いのではなく、法的に、このような構造にならざるを得ないのです。

終身雇用を国民の大多数が支持している現状では、終身雇用(=解雇規制)は変わらないでしょうが、この終身雇用を前提にすると、いちど雇った従業員を解雇できないし、労働市場にも優秀な人材がプールされないので、なんとか、自前の従業員でやりくりしなきゃいけなくて、そうすると、長時間労働で無理を強いるしかなくなるのです。

「終身雇用」の弊害なんて、大昔から明らかなのですが、この日本では、今後も終身雇用が維持されるでしょう。

長時間労働による悲劇は、終身雇用が招いているのに、そこから目を背け続けるのです。

終身雇用に対する文句が過ぎましたが、結局、終身雇用のせいで、長時間労働が常態化していて、それによって、メンタルを壊しやすくなっているのが、日本の現状だです。

さて、ここでちょっと論理の飛躍がありませんでしたか?

長時間労働の常態化→メンタル壊しやすくなっている、の部分です。

ここが、昨日と今日のテーマをつなげる部分です。この2つの間には、「疲労の蓄積」が入ると僕は思います。

長時間労働の常態化→疲労の蓄積→メンタルを壊しやすくなる、です。

僕としては、この「疲労の蓄積」をなんとかするのが、メンタルヘルス対策の肝だと思っています。

ただ、メンタルの壊し方も千差万別で、疲労を回復できれば治るメンタル疾患だけではないと思います。

「複雑系PTSD」といって、幼少期に繰り返し受けた虐待などにより、重篤な生きづらさを抱えている方は、「疲労回復すればおけ」みたいな簡単な治療は当てはまらないと思います。

ただ、僕みたいに、「疲労回復すればおけ」程度のメンタル疾患もあるはずです。

メンタル疾患をいったん発症しても、疲労が回復すれば、少しずつメンタル疾患の症状は落ち着いてきます。

メンタル疾患を発症する前は、きちんと日々の疲労を回復させることで、メンタル疾患の発症を予防することができます。

「じゃあ、どうやって疲労を回復すればいいの?」という方は、ぜひ、昨日のブログを読んでみてください。

それではまた明日!・・・↓

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昨日のブログはこちら↓

僕に興味を持っていただいた方はこちらからいろいろとご覧ください。

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