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#写真について

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写真全般のお話。 カメラネタも書いてます。
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三脚、使いますか?

三脚、使いますか?

動画を撮るときにはスマホを使う、というのは何度か書いた。
今使ってるiPhoneは、手ぶれ補正も良く効くから通常はフリーハンドで問題無いのだけど…風景とかをじっくりと撮りたいときには何か支持体が欲しくなる。

一番向いているのは支持体の王様である三脚だろう。
何も無い場所で自立してくれるのは三脚だけだ。
但し、嵩むし重いのはどうしようもない。
せっかくスマホで撮ってるのに、三脚も持ち出すというのは

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標準ズーム顛末記(後編)

標準ズーム顛末記(後編)

冬の間行けなかった信州に出掛けた。
正確には「車で行けない」だけ(スタッドレスタイヤ持ってない)なのだが。
雪も無くなって、半年ぶりの信州信濃だ!。

毎年5月のGW中に、佐久市で「#バルーンフェスティバル」という催しがある。
HONDAは、熱気球によるレースを主催しているのだが、その第2戦が佐久市で行われてきたのだ。
毎年というわけにはいかないが…バルーンレースは大好きなので、時間が許せば参加し

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標準ズーム顛末記

標準ズーム顛末記

前回のnoteを書いてから、E-PL3の代替機を模索してみた。
しかしこれが難しい。

以前も書いたが、E-PL3はスナップ機としてとても良く出来ている。
グリップが無いので、包み込むようなホールドが可能なのだが、同じ思想のミラーレスが見当たらない。

そして今気づいたが、そのホールド性を担保しているのは「直径の短いレンズ」だという事。
直径が長いと指先がレンズに干渉して、それが良く無いのだ。

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PENのアキレス腱

PENのアキレス腱

…何だか最近、本格的に重いカメラを持ちたく無くなってきました。
車移動でも何となく嫌です。
三脚も夜間とかムービーとか仕方ない時には持ち出しますが、それ以外だと使いません。

変わったのです、気持ちが。

重い機材にスタミナを取られたくないという負の理由と。
散歩や街歩き、鉄道などを利用する時などに画質を少し欲張りたい!という前向きの理由の両方が高まってきました。

どちらにも言えるのが
「撮影は

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花心伝心

花心伝心

最近になって気付いたのですが
「花は心を映す」
…のですね?。

詳細に言うと…撮りたいような花を見つける。
それにカメラを向けて撮影をする。
…撮りたい、という欲求は、それを自分が強く欲するから起きる衝動。
求めるモノゴトを、写真は記録している。
だからこそ、写真には心の有り様が写っているのだし、その時折の事を残しておきたくて、写真を撮るのだと。
動物(人間)と植物という違いはあるけど、同じよう

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「スゴい写真」って?

「スゴい写真」って?

…何なのだろう?スゴい写真。

最近、非常に優れた野鳥の写真を多く見るようになった。
瞬間がもう凄くて、動きはしっかり静止してるし、ピントはピシッと合ってるしで、自分なんぞはもう脱帽するしかない。
それが例え、最新のテクノロジーも重なっての結果だったとしても。

良い事には違いない。
鳥の生態をみる上でも貴重な資料だし。
…ただ自分としては、鳥見はもっと気軽に、そして広範に広まっていってほしいと思

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手の中にビデオムービー

手の中にビデオムービー

どちらかと言うと、スマホに関しては「ムービー」としての興味を寄せている。

以前より「ちっさなビデオカメラ」というものが欲しかった。
ハンディーカムがSONYから出た時、これは凄い!と思ったものだった。
8ミリビデオを叔父が求めて、次がHi-8…そしてDVDカムへと変わっていった。

正直画質は、当時でも良いとは思わなかった。
撮影記録としては足りたものの、映像として見るにはグレードが足りなかった

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新たな車と人生と

新たな車と人生と

車を換えます(汗)。

前にも似たようなnoteを載せましたが、どうにもMTが足と腕に辛くて(汗)。
やはり寄る年波には勝てないのかなぁ(涙)。

軽自動車とMT の組み合わせは、正直大変です。
5速のミッションを駆使しながらの走行は、より大きな排気量車に比べると非常に忙しない。
特に山道の上りはキツい。
まあ、それがスポーツマインドというものでもあるので、楽しさ半分ですが。

しかし正直、もう少

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カメラ選び、発想の転換

カメラ選び、発想の転換

MFTを選んだ理由は
「小さいから、画質が良いから」でした。
しかしその直前には、フルサイズへの夢が捨て切れ無かったし、同時にコンデジやスマホでも足りるんじゃ無いか?という極端な迷いの日々がありました。
それが一気に終結を迎えたのは
「高画質に拘らない」という方向性を見出せたからでした。

還暦に入って、この先の生き方を考えようと言う時、その中に「写真とどう付き合っていこうか?」というものも含まれ

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カメラのグリップの話

カメラのグリップの話

昨日、地元の電器店でスマホを見る傍ら、ミラーレスカメラを数機触ってみた。
私はコンパクトなカメラが好きなので、MFTの二台である「OLYMPUS E-PL9」と「LUMIX G100」を手にした。

あれ?と思った。
「何だか手が窮屈だ」
…こんなにも小さかったっけ?と少し驚いた。

詳しくは比べていないけど、自分のE-PL3はもっと「ゆとり」があった。
それが、指の先がレンズに当たって伸ばせない

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CP+探訪記

CP+探訪記

「日本カメラショー」が「CP+」に名を変えてから随分経つが…その間全く訪問してはいない。
記憶によると、最後は確か…池袋のサンシャインでの開催だから、果たして何十年ぶりになるんだろう?。

会場のパシフィコ横浜は雨だった。
葉山に「森山大道と中平卓馬」の写真展を見に行った時も夕立に見舞われて、何とも神奈川に行くときは雨男よな、と愚痴る。
それでも流石は都会というか、駅から会場までは通路に屋根などが

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旅立ちの機材(1)

旅立ちの機材(1)

オリンパスPEN用のレンズが欲しくて、今使っている標準ズーム(望遠側の25ミリから先が撮れない)から14ミリ(28ミリ相当)に変えたいと思っている。
しかしこれが意外にも安くない。
レンズ側に手ぶれ補正も無い商品として、2万円以上は高すぎ無いか?と思う。
PENにつければ補正も効くけど、どうもスッキリしないなぁ。

横浜に行った。
お馴染み「CP+2024」に行って来たのだ。
あいにくの悪天候だっ

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アジェにはなれないけど

アジェにはなれないけど

「ウジェーヌ•アジェ」という写真家がいる。
いる、とは言えども何せ昔の話で、乾板写真でパリの街を撮り続けた人だった。

彼は生涯、自身の事を芸術家と名乗らなかった。
それどころか、作品にクレジットを載せることも無かったという。
徹頭徹尾、絵画などで使うモデルとしての写真を撮り続け、それを販売して暮らしをたてていたらしい。

そんな彼が注目されたのは「シュルレアリスム」の先駆であった写真家「マン•レ

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