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言霊 vs 本音 〜言霊さん側の言い分〜

追記:いつも魔法のように "言葉" というものを
美しく温かく紡いでいらっしゃるくりすたるる様に、素敵な紹介文を書いていただきました。

嬉しすぎて震えが止まりません、
ありがとうございます……!!!



今回は初めて【前編・後編】に分けた記事を書こうとしております。初の試みってなんかワクワクするよね、ヘヘッ!!!

私は「あなたを色にたとえると何色ですか?」
という質問に対し、いつも"薄紫"と答えています。
薄紫……本当の自己イメージはアクアフレッシュ(歯磨き粉)なんですけどね。無理やり混ぜました。


動脈 vs 静脈。
積極性 vs 大人しさ。
物怖じしない性格 vs ビビりな性格。


『北風と太陽』の太陽的な行動を選びがちな性格
         vs
『アナと雪の女王』エルサのように冷たく鋭い氷の城を建てて、そこにずっと引きこもってしまう(人助けとか知らん、私には関係ないわーって罪悪感なくスルーしてしまう)ドライな性格。

人生や社会なんかに期待しちゃダメ!という諦め
         vs
どうしても理想のファンタジー世界(やさしいせかい)を諦めきれない、夢見がちで甘〜い期待


私の中では、いつも極端な二面性が
あっちに振れたりこっちに振れたりしています。

私の心が暴れ馬になって疲れる時って、大抵は
「右(ポジティブ/現実/ドライ方向)」に行きたい気持ちと「左(ネガティブ/理想/感傷方向)」に行きたい気持ちが同時進行していて、お互い頑固でどっちも言うことを聞いてくれない状態のときです。

そして、アクアフレッシュの「白」は
基本的に争いや面倒ごとは避けたいので、
(理不尽な状況でない限りは)人当たりもソフトだし
無理な状況があった場合はスッ……と身を引いて逃げる(喧嘩して雰囲気を泥沼化させるよりは、自分がその場から離れちゃうほうがラク)という価値観です。

お店で嫌なことがあった場合は
悪い口コミは書かないしクレームも入れないけど
「笑顔で退店してもう行かない」タイプです。


さて、今回の「vs」。
言霊さんと本音さんの戦いです。
私は基本的に本音を大切にしたいタイプなので、
本音と建前(忖度)が戦った場合は本音の圧勝です。

薄っぺらい、実態の伴わない「いい言葉」とか
思ってもないのに強要されて絞り出した感謝とか
偉そうな(嫌いな)人に対するゴマすりとか
利害が絡む関係性での「おべっか」とか、そういうのは本当に嫌いなので戦うまでもなく排除です。
勝つ余地が全くありません。

ただ、「言霊」が対戦相手になると
思い込みの激しいタイプである私にとっては
あながち無視できないかも?と思うことがあり……

今日はひとつ、
星新一さんが書いたショートショート
『かぼちゃの馬車』を紹介させてください。


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〜簡単なあらすじ〜

あるところに、美人とは言い難い容貌の女性がいました。女性自身も「私は美人ではない」ということを分かっており、まぁ美人になんてなれねーしな……という諦めや孤独感を感じていました。


そんなある日、女性の元へ一通の手紙が。

「美しくなりたくありませんか?
興味があれば、ぜひ私を訪ねてみてください。満足できなければお金はお返ししますよ。」
なんだこんな馬鹿げた内容!と思って破り捨てようとしたものの、なんか妙に気になる。行ってみるか。

行ってみたら、別に整形やエステみたいなことを施されるわけではなく、ただ首筋にチクッと注射を打たれただけでした。もちろん、容貌の変化は全くありません。ただ、不思議なことに「あたしは醜い……だから人生、灰色なんだ……」みたいな気持ちはちょっと薄れたような気がしました。

そう、この注射は容姿を変える注射ではなく
脳細胞の一部に作用し、「既存の人生観をちょっと麻痺させる」注射だったのです。そして効果を実感させるために出口にはちゃんと仕掛け人も用意されていて、「あなたがあまりにもお美しくて……つい……」照れながら声をかけるイケメン!!
こうなりゃもうマインドコントロールは成功です、「私、もしかしたら美人なのかも!?」と思っちゃうワケですね……

そしてこの女性、まじで自信過剰なくらいポジティブになったので猫背だった姿勢がよくなり、濁っていた目もキラキラしはじめ、姿勢がよくなったことにより贅肉も落ち、美意識も高くなり、
みるみるうちに本当に綺麗になっちゃったんです!!!ワァ〜〜ォ!!!!

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このお話の結末は残念ながら
注射の効果が切れ、「私は美しくないんだ……」
に戻ってしまうのですが。。

中学生の頃に図書室でこのお話に出会った私は
人生観が変わるくらいの衝撃を受けました。

小学校で男子からブス!!不細工!!って言われ続けていた私でも、もしかしたら「自分は美人!!」って思い込めば自然と綺麗になれるんじゃないの……!!???

受験期はとにかく食欲全開で肥えていて、
美容院がなぜか怖くて髪の毛もセルフカット、
親は化粧や流行りの服が好きではなかったし
姿勢も6歳の頃からずっと猫背だったわたくし。

中学生時代のうちは、綺麗になれませんでした。


高校に入ってからちょっとずつ
ゴスロリに興味を示し始めたり、
懐かしのGREEでブログを書き始めたり……

でも高2の頃〜の宗教体験で(詳しくは下記)
異性を誘惑するような格好はダメとか言われたので
おしゃれするにしてもレトロ路線でした。(黒い服は悪魔の色と言われていたのでご法度でしたw)

↑フォロワーさんの8割くらいは知らないであろう
「宗教の世界」にいた頃の話です(今は無関係だよ)



ただ、なんとなく
自分は努力すれば可愛くなれるのかもしれない
ということをじわじわ感じ始めました。

宗教の人たちは基本的に褒め上手だし、
高校も中学校に比べてかなり治安がよかったので
クラスの子たちもギャル含めみんな優しかった。

「みこるんちゃん、せっかく素材がいいんだからもっとメイクとかしてみなよ!!髪型とかも巻いたりしてみたら絶対可愛いって!!」

えー!!!そんなこと言ってくれるのぉ!??
キラキラ女子みたいな素敵な子が!??
嬉しいー!!!頑張ってみるーー!!!(単純)


大学生になってからは
パーソナルカラーに興味を持ち始めたり
ダイエットのために歩き方を変えてみたり、
とにかく「私はブスじゃないよ!!」と自分に言い聞かせ、バイト代でオシャレを楽しむようになりました。

まぁ大学時代はね……
頑張り始めた「草創期」だったので
今思うとツッコミたくなることだらけのファッションだったのですがww(自分の顔と違うタイプの美女に憧れてマネしてたので似合ってなかった、そしてイエベなのにブルベだと思い込んでてアイシャドウや口紅の色で事故っていた)

でも「オシャレって、楽しい!!」
と感じる体験ができたので良しとします!!



それで美容院や服屋さんも怖くなくなったし
ドンキも怖くなくなったし(怖い店多すぎw)、
見た目で馬鹿にされることはほぼなくなり、なんと褒めてもらえる機会も激増しました!!ぬおおぉーー!!!ありがたやーーー!!!!!

やっぱり「自分はブスです……」と思うと
自信のなさから地味な服ばかり選んでしまったり
(着たい服や試してみたいメイク、憧れのテイストがあっても挑戦する勇気が出ず諦めちゃったり)、

美容院に行けなかったり「私なんかが着飾ったところで……笑われるだけだし……」という気持ちから
可能性の扉を開けられなかったりするんですよね。

だから「私はかわいい!!」
無理なら「私はかわいくなれる!!」

それも無理なら「私は私という「野ブタ。」をプロデュースしてやる!!(イマドキの子、このタイトル知ってます!?w)」と思ってみれば、きっとみんなそれぞれ自分らしい素敵な姿になれるんじゃないかと思うよ!!!


さて今日は「言霊さん」&自分の思い込みの激しい性格に助けられたお話でした。

明日は本音さんのターンを予定しております。
よかったら、また遊びに来てくれたら嬉しいな♡

↑本音編。魂の叫びだぜ!!うおおおお!!!!

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