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日本酒は太りやすいって本当?

日本酒はどんな料理にも合わせやすく、最近は飲み口も軽やかなものが多い為、ついつい飲みすぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな日本酒は太りやすいと聞くことが多いように感じます。
では実際はどうなのでしょうか。
※科学的根拠もないものも含まれる為、一意見として読んでください。

日本酒の原料

日本酒は米、米麹、醸造アルコールから出来ています。
それぞれカロリーは含まれていますので、全く太らないとは言いにくいことは容易に想像が出来ると思います。
日本酒のカロリーは100ml当たり106kcal程度です。

銘柄別や製造方法によるカロリーの差

日本酒といっても日本各地には1400以上、銘柄に関しては1万以上あると言われています。それぞれ若干の誤差はありますが、100mlあたり106kcalから、かけ離れた数字になることはありません。

その他アルコール類のカロリー

各アルコール類の100ml当たりのカロリーは以下の通りです。
ビール 40kcal
ワイン 75kcal
日本酒 106kcal
焼酎(乙類) 149kcal
梅酒 157kcal
焼酎(甲類) 204kcal
ウイスキー 242kcal
ブランデー 242kcal
ウォッカ 245kcal
ジン 285kcal

ビールはアルコール度数が低いので日本酒よりも量を飲むと思いますし、ウイスキーやスピリッツは度数が高いので量を飲めません。
純アルコールの摂取量からするとどのアルコール類も大きな差はないように感じます。

エンプティカロリー

お酒のカロリーはエンプティカロリーと言われ、脂質や糖質よりも先に体外に放出されると言われています。アルコールは基本的には体にとっては有害なものですから、真っ先に放出させようとします。体が熱くなったり、顔が赤くなることで熱を放出しようとしているのですね。
お酒を飲んでも太らないと主張する根拠の一つとしてアルコールはエンプティカロリーとしてすぐに体外に放出されるからと主張する人もいます。

おつまみや一緒に食べるものが大切

肝臓がアルコールを分解している最中は、脂肪の分解はストップしてしまうようです。
ということは・・・アルコールと揚げ物などの脂肪の多い食事を一緒に摂ると脂肪はどんどん溜まっていくということです。
またアルコールは血糖値をあげることがありません。なので満腹感が得られず、どんどん食べ過ぎてしまう原因にもなります。

日本酒のおつまみにおすすめなものは

太らないようにするにはまず空腹でお酒を飲まないということです。全く何も食べないのであれば関係ありませんが、空腹では何かを食べることになります。飲酒の前に多少お腹を満たしておくことも一つの手ですし、太りにくい食べ物もあります。
当たり前と言えば当たり前ですが、お刺身や枝豆など油を使っていない食べ物です。魚の脂は太る原因になる脂ではない為、安心して食べることが出来るでしょう。

日本酒だけが原因で太るわけではない

日本酒ももちろん全く太らない飲み物というわけではありません。ただ他のお酒と比較して日本酒だけが太りやすいという根拠は無さそうです。それよりもお酒と一緒に食べるおつまみなどが重要ということです。