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『北欧の神秘』@SOMPO美術館

午前中に鑑定があって、近くに来てたのでふと思い出してきてみました、損保ジャパンの本社の横のSOMPO美術館。

これ新しく建ったのでしょうね、私の記憶では本社の1番上だったような…一回保険の資格の試験できたことがあります。

ゴッホのひまわりがあるので有名ですね。今まで私の興味のある展示がなかったみたいで初めてきました。入り口に辿り着くのに四苦八苦…

このポスターに惹かれて気になってました!

北欧の神秘なんてタイトル、なんと魅惑的!北欧デザインも大好きですが、神話も好き。最近Fateの影響で北欧の神話に興味で出る人多いと思います(わたしだ)

不勉強なので,叫びで有名なムンクくらいしか、北欧のアーティストは知りませんでした。(確か今回の展示、叫びではないムンクも来てた気がします。)

SOMPO美術館は入ってすぐのところで無料のロッカーがあり、コインを使わなくても使えるシステム。鑑定道具をつっこめてよかったです。

支払いはPASMOでできました。チケット買ってから奥に進みエレベーターに乗って5階からスタート。

北欧の風景画とロマン主義の絵が並びます。絵を見てると鳥の囀りが聞こえてくるシステム。美術館で音楽かかってるの初めてです。

5階から4階へ降りる階段で、北欧ぽいメローなメロディが流れてきたり…そこがすごくワクワクする感じで、なかなか芸が細かい。

4階は撮影ができました。
当たり前なんですが絵と写真は違う。
絵には生命力みたいなのがある。
これも写真より本物が素敵

撮影ができる,4階ですが、やはりいくら撮影しても絵を見て得る感動は何物にも変え難いといつも思います。色のインパクトが違う。目から入るパワーが違う。

言葉にならない何か、バイブスがありますよねー。

春の夜という絵を見てて思いました。

この上のうねる木の絵が春の夜

この絵、本物はなんか迫力があるのです。でも写真には映らないし、プリントも(わざとかも知らんけど)なんかイマイチ。この絵は本物を見たほうがいいタイプ。語りかけてくるというか、力があるというか。

占星術の師匠の先生が『音楽や絵画などの芸術作品はある程度のレベルを超えるとこちらの魂に語りかけてくるような波動を持っている。知ってるとかわかってるとかを超えた何かに関わらず人間に影響…与える何かを発してる』と言っていてのですが、なんかわかる気がします。すごい絵は誰が見てもすごいというのはよくわかる気がします。相性もあるかもしれませんが…

私の主観ですが,自然への畏敬の念が詰まってる絵でした。風景画の中で1番好きだったなあ。わたしは人間の絵がダメなので(興味深い、けど、なんか怖い。)滅多にいいと思わないというのもありますが、ここは自然崇拝のベースがあり牧歌的な風景や素敵な滝とか山とかの風景画ばかりの中で、インパクトと大きかったです。

楽しみにしていた、ファンタジーパート!やはりアートは作りたいと思う獅子座力より、こういう感じかな?とかから生まれる妄想、魚座のパワーが大好物。

ここが今日のメインディッシュ!

ここが、わたしは刺さりまくりました。

童話の世界みたいで、神話とかフォークロアとかの伝承,伝説、言い伝えが大好物。ミヒャエルエンデとか、トールキンとかで育ってるので、どうしても脳がそういうのを欲してます。

アンティーク好きなのも,そこに見えるロマンが好きなのだと思いますね。

一瞬でファンになったのは

異界の王が人間界の思い出を忘れさせる水を妻にするために攫ってきた娘に飲ませようとしてる絵。
なんか,必死なとこが良き。
このトロールとか最高。血だらけの大剣振り回してるやばいの来てるのに落ち着いてるとことか、ツボ。

ガーラル・ムンテは色使いも、フレームの模様の山羊ぽい模様も全部衝撃的に隠された壁画みたいで目が離せない。めっちゃ何回も見ました。

ここにいた時間が1番長かったなー

この絵はオスロの国立美術館に全シリーズあって物語になってるもの。

王様が連れ去られたので姫様がどこかの英雄に頼んでトロール退治してもらう話です。

このあとググったら、他の絵も全部素敵でした。本物みたい。

あとこの、テオドール・キッテルセンもかなりいい感じでした。トロール描き職人と言ってもいいくらいのいろんなトロール描いていて、ムービーになってて楽しかったです。

毛繕いしてる姫もシュールで良き。

オーディーンの馬、足が足りない。スレイプニルは8本では?と思いながら眺めたタペストリー。足を編むのめんどくさかったかな?

今回の展示,音楽が雰囲気に合わせて流れており、なかなか雰囲気があってよかったです。心理状態を左右するような音の影響は効果が高いと思いますし。

あと、作品をコラージュした映像もなかなか趣向が凝らされている気がしました。

音楽が流れてる展示は美術館では初めてだと思います。新しい展示の工夫だなあと感じましたし,かなり楽しめました。

あ,音楽が流れてるからだれかがお友達と展示見に来て大きな声で感想言い合ったりするとかかなり響くし、音楽の演出が台無しになると思うので、平日にゆっくり見ることお勧めします。

私は雨の日で平日だったからか、ゆっくり楽しめました。


最後にゴッホのひまわりもちゃんとありました。

有名な1枚。わたしはアーモンドの花とか糸杉が好きなのでこのひまわりは初めて見た気がします。



帰りがけに小田急ハルクから先かあまりにも景色が変わっててびっくりしました。

英国展がやってたので,ミンスパイをゲット。食べたことなかったのでどんなものか気になってました。冬のお菓子を春に食べてはカロリーオーバーだけどとても美味しかったです。朝ごはんに食べました。

冬菓子を夏のお皿で食べる春の朝、です。

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