鬱を乗り越えるためにやったこと
私の鬱的症状は、約半年に及んだ。
厳密に言うと、この3年ほど鬱と躁を数か月ごとに繰り返していた感覚があるが、昨年の11月から今年の4月ころまではがっつり鬱期間だった。
症状としては、寝られない。動けない。涙も出ない。ただ消えたい。なんで生きているのかがわからない。申し訳ない。がぐるぐるして、ひどい時は大好きなお風呂も遠ざかって行った。だって動けないから。
身体がなまりのように重くなるとはよく聞くけど、本当になまりのように重くなった。寝返りすら打てなくて、ずーっとぼーっと壁や天井や電球を見つめていた。何時間も。時には1日中。
そんな日々を抜け出すため、取り組んだことがいくつかある。
とはいっても、そんなことかい!ってことを、できそうな時にするって感じだけど。
まず、以前noteにも書いたことがある日記。
これは出来るだけ毎日書いた。今も書いている。
日付と天気と体調を〇×△で書いてから、1日を振り返ってあったこと、感じたこと、体調のことなどを書き留める。
ポイントは反省会をしない。~できなかったではなくて、~が出来たに言い換える。そして自分を褒めた。起きられてえらい、ご飯食べられてえらい、ゆっくり身体を休められてえらいなど。自分の行動を否定する癖を辞めた。ただ褒めた。
そして、ひたすらゲームをした。昨日の記事からすると本来の自分には到底考えられない行為だが、本当にひたすらゲームをした。とっても簡単なやつ。主にソリティアやどうぶつの森、ぷよぷよ、テトリス。ゲームに没頭すればするほど、思考を止められた。自分を責めたり、自分の非力さに目を向けて絶望することもなかった。気分転換と言うよりは、一種の現実逃避だったのかもしれないが、自分が否定し続けてきたモノに取り組むことで救われ、価値観は塗り替えられた。
そして、断捨離。とにかく要らないモノ・ときめかないモノをぽんぽん躊躇なく手放していった。服も、化粧品も、書類も、小物も。要らないモノをどんどん手放したら、元ある場所を綺麗に掃除して、片づけた。
薄くかかったどんよりと暗い霧が晴れて、澄んだ空気に変わったような、さわやかさがあった。これを、日ごとに場所を変えて、繰り返した。
瞑想もした。YouTubeで瞑想と検索して、動画投稿者さんの声とキレイなBGMに導いてもらいながら取り組んだ。心が澄んでいき、身体が軽くなり、集中力がアップするような感覚があった。習慣的に行うと、頭がすっきりして余裕が生まれ、心が穏やかになった。
気が向いた時、気が乗った時はnoteの記事も書いた。後から見返せるように、どこかの誰か同じ状況に苦しむ人にひとりじゃないと声を掛けたくて、また自分自身もひとりじゃないと思いたくって。無になって書きなぐるように書いた。
逆に、しなくなったこともある。
仕事
家事
早起き
メイク
考え事
∟なんて自分は~なんだろう
∟早く働かなくちゃ
∟こんな事も出来ない自分なんて
∟これくらいはやっておかないと
など、自分に何か課すようなことを考えることを辞めた
”~しなくちゃ”を捨てて、とにかく”何もしない”を目標に、無になれることだけ、没頭できることだけに取り組んだ。
これを繰り返すことで、気が付けば頭も身体も軽くなっていった。
あくまで私個人の意見、経験だけど。
早くこの日常から抜け出したい!と方法を探し求め、藁にもすがる想いでネットサーフィンしていたあの頃の私にこの記事が届けばいいのに。
鬱と戦う全人類に幸あれ。
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