空き地のつかいみち。


日本では何年か前から空き地が目立ち始めているそう。東京に住んでいるとあまりそうは感じないけど、予測によると2033年には「両隣のうち片方が空き家」になってしまうらしい。そこで出番を増やしているのが、軒先や空き地を1日単位で貸し出して、お店を出したい人やスペースを使いたい人が借りるサービス。

僕自身、何度かそういうサービスを使ったことがあるけれど、やっぱり人通りの多い場所に小さなリスクなく出店できたりするのはすごくいい機会だし、知らない人たちの反応がみられるチャンスでもある。物販もそうですが、特に飲食店をはじめたい人は例えば「週末だけ、ひとつのメニューで」とかでもはじめてみない手はないんじゃないだろうか。ふだん通ってる道に、見慣れない屋台が止まっていたらついついのぞいてしまうのは、きっと僕だけではないはずだし、そのチャレンジはかならず次の機会にも生きていくはず。


空き地のつかい道。空きが増えるほど、つまり貸したいと思う人が増えるほど、借りることはもっとかんたんに、安くなっていく。インターネット上で買い物をするのがずいぶん当たり前になったとはいえ、街からお店がなくなってしまうことはありえないし、これからますます「その場所に行くこと」自体の価値が大きくなっていくのではないかと思う。

逆に言ってしまえば、「その場所に行かなくてもいい」お店はすべてインターネットに取って代わられてしまうだろう。それが、たとえば「あなたに会う」ことが目的であれば、インターネットではそれを満たすことができない。その場所やその場所にいる人に価値を生み出すことができれば、少ないコストでお店をはじめることが簡単にできる時代です。

どんどん、自分の試したいことを気軽に実現できる土壌がかたまってきている。もしもあなたにやりたいことがあるのなら、どれだけ小さな一歩でも、踏み出してみてもいいんじゃないかと思う。


参照:私に使わせて! 空き場所にニーズ(ここ掘れ日本の宝):日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25284600S8A100C1SHA000/

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