(新訳)論理哲学論考 1
ヴィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の新しい翻訳です。難しいですが、全訳するつもりです。
区切りの良いところで分けながら投稿します。
既存の翻訳では感じ取れなかったものが、感じ取れるようなものになっているはずです。
制作動機などについては、3つくらい前に書いたノート『新作のご案内』と、その次の『哲学 0+1』(マンガ)をお読みください。
この新訳にしろ、既存の翻訳にしろ、『論理哲学論考』を読んでみて、いまいちよくわからない場合や、御自分の解釈以外の解釈を読みたい場合は、次に投稿する『哲学 1』をお読みください。図解をしながら読み解いていきます。全文に解説を加えて、そして順番どおりに進めていくので、誇張ではなく世界一わかりやすいと思っています。実際、自分でも、この解説、図解をしながら、これまでまったく『論理哲学論考』をわかっていなかったな、わかったつもりになっていただけだったな、と感じています。
マンガ投稿のメインの場は、現在PIXIV FANBOXでやっているので、そちらをよろしくお願いします。
読む機器によって、改行が変わったりするので、どうも納得がいきませんが、そこは、あきらめます。PIXIV FANBOXのほうが読みやすいかもしれません。
論理哲学論考 1
著:ヴィトゲンシュタイン
訳:メタモル・あうと郎
1 世界は、全てで在る。それは、落下の全てで在る。
1.1 世界は、事実の総計で、有る。それは物では無い。
1.11 世界は、決定した事実に依って確定して居る。
それは、全ての事実に依って、居る。
1.12 というのも、決定された事実の総計は、
どのような有る事件なのか、また、
どのような全ての無い事例なのか、それを決定して、居る。
1.13 事実は、論理空の内に有り。それが、世界で在る。
1.2 世界は、事実で崩壊する。
1.21 1つの事例が、有る事・無い事が、出来る。
そして、他の全ては、同じままで、在る。
おもしろかったら100円ちょーだい!