【日記】空港という空間
今日は、所用で空港へ。
国籍も年齢も性別も、何もかもバラバラなたくさんの人が、まぜこぜになって行き来している空間を見るともなく見る。
そして、ここにいる人ほぼ100%は、行くにしても帰るにしても、とりあえず「目的地」のある人たちなのだなとぼんやり思う。
移動手段でいうと、私は圧倒的に飛行機が好きだ。
理由はよくわからない。
空が好きだからかもしれないし、これだけの鉄の塊が飛ぶという不思議を、しみじみ実感するからかもしれない。
いずれにせよ、不思議の対象である飛行機が、常時離着陸する空港という空間そのものが、いつだって私をわくわくさせる。
そんなわけで、私は空港という空間が好きだ。
さらに言うと、人混みは得意ではないけれど、人を見ることは好きである。
そういう意味では、周囲に無関心な人の多い空港は、私にとって都合のいい空間なのかもしれない。
自分の乗っている機体の下に、まばらな雲が見えるという不思議。
そしてその雲が、さらにその下に広がる陸地に落とす影の面白さ。
いくつになっても、こういうものを眺めることが好きで、窓際の席を取れてよかったなとにこにこする。
高いところから見ると、しみじみ人間の小ささがよくわかる。
自分が小さいということを理解できると、多少の失敗や悩みごとは客観視できて、まあそんなこともあるかと思える。
それは、言うなれば「自分を許す感覚」に近い。
明日から、ぼちぼち人に会う予定がある。
いろんな刺激をもらえるのだろうなと、わくわくしている。
一つひとつ、すべての刺激を受け止めて、血肉にしたい貪欲な自分を、雲の隙間に見た。
良い時間を過ごせますように…!
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