抗がん剤が嫌いじゃない❗️❓

タイトルでは、抗がん剤が嫌いじゃないなどとイキってますが、当然好きじゃないです。何処にどう作用し、どういう副作用や合併症が起こり得るかを知っているからこそ、正直臓器毒性とかが気になります。それでも、使用が必要ならば、良い面を見たいとも思いますね。

抗がん剤治療(化学療法)にも、実に様々な薬のコンビネーションがあり、容量も様々です。超大量や大量などから、低容量まで多種多様です。

するとまぁ、私が体感的にキツイと感じるものから、これくらいだったら許容範囲というものまで色々経験しています。

特に、量が少ない場合には、吐き気などの副作用が比較的には少ない。加えて、多少の下痢や脱毛はあっても、超大量の時のように消化器全体の粘膜が基本的には死んで大きく障害されるほどではない場合もある。すると、超大量抗がん剤治療の際のようにありとあらゆる痛みがあり、この世の制吐剤をべらぼうに投与しまくっても結局ちょくちょく嘔吐する状態ほどには少量では至らない印象を持っています。

加えて、元々あんまりよく眠れている方でもないこともあり、倦怠感と眠気というのは、ある意味では全然眠れないよりは、私は好みですね。当然、連日這いつくばるほどの辛さと、かなりの間倦怠感と眠気が強く、嘔吐する状態と比較すると、低容量は嘔気も軽度に抑えられており、倦怠感も許容範囲内です。大分大きな差がある印象です。

どんな状況であれ、治療中に真夏の炎天下をかけずり回って仕事に励まなければいけない状態であれば、相当しんどいでしょう。しかし、室内である程度穏やかな時間の中で必要な作業をこなせるの状態はかなり助かります。副作用の許容範囲が高まります。

ですから、抗がん剤治療は特に超大量や大量ともなると、かなりしんどいです。しかし、低容量であれば、許容範囲かつ副作用の眠気は嫌いではないというのが、私の個人的な感覚です。

なので、白血病の寛解導入療法や骨髄移植(造血幹細胞移植)前の超大量抗がん剤(±放射線)による前処置はかなりキツイですが、維持療法は特に何も感じません。(まぁ、確かに食欲はそこまで旺盛ではなく、メトトレキサート(メソ)内服日はちょっと気持ち悪かったり、普段ほどの肉体的パフォーマンスができないなどはあります。それでも、個人的には「まぁ、これくらいだったらいいんじゃない?抗がん剤飲んでりゃこれくらいは想定内だよね」と思える節はあります。あとは、やっぱりアルキル化薬やプラチナ系製剤は作用機序から特に個人的には嫌いです。一方、メソのような代謝拮抗薬の方が、作用機序的に私はアルキル化薬と比較すると不快に感じません。色々体感的な副作用はありますが、臓器への長期的影響を考えた時の気分の問題です。)

これはもう、ただの一個人の好みです。

抗がん剤というと、恐ろしくて危険な薬剤という印象を抱きやすいように感じます。ただ、そこまで負荷が大きくて辛い治療ばかりではありません。(あくまで、これは私個人が自分の経験を元に、相対評価で感じていることです。)

あと、ここまで書いておいて、完治可能な白血病やリンパ腫、骨肉腫や胚細胞腫などでの抗がん剤治療は、大量だろうが超大量だろうが、普通に果敢に挑みます。多分、告知後一番の心配は「で、いつ始められますか? 一刻も早く治療を開始したいです!」って、どれほど早く治療を開始できるかでしょうね。(事実、やっぱり自分が抗がん剤が効く疾患になると、マジで1秒でも早く治療始めたい!」と思いました。副作用に対する感情もありますが、まぁ、命とサイクル毎の苦痛だったら、真っ先に命を選びますよね。少なくとも、私はそう考えましたね。)

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