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神様?のおはなし⑨

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好きな人ができて、恋人になれるという奇跡を経て、私はワクワクしていた。
毎日楽しくなるそんな予感でいっぱいだった。

そう上手くはいかない。
倦怠期や喧嘩である。

大体の恋人があるであろうことを経験し、関係が悪くなることもあった。
喧嘩して別れようとなる事もあったが、なんやかんや淋しくて復縁したりした。

「ずっと一緒にいよう。」なんて台詞を言うこともあった。

クラス替えで恋人とクラスが離れるという困難もあったが仲良くやっていた。
思い出が恋愛ばかりである。
それぐらいその時の自分は、恋愛中心に生きていたのだなと思う。

勉強は何となく平均という感じで、3年間過ごしたと思う。
先生との関係も悪くなかったので、内申も悪くはなかった。
なので3年生になり、私立大学の指定校の推薦をもらうことができたのである。
一番運が良いと思った出来事である。

なので受験はせず、のうのうと過ごした。
恋人も賢かったので、同じように過ごした。

喧嘩をしつつも、なんだかんだ仲良かった。

学校帰りに夕暮れの中、自転車を押しながら帰る。
ベンチに座って話をしたりした。

青春である。
私は青春を体験することができたなあと思う。

卒業式は恋人や友人と大学が離れることの悲しさで涙が出た。
高校生の3年間も今考えるとあっという間だった。

恋人とは3年間続き、大学生になってもずっと一緒だよと約束した。


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