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果てしない子育てに心身が疲れてしまったママとパパへ。前編:育児疲れチェック

この記事は以下の目的があります。

  • 毎日の育児で疲れた心を少しでも解消させたい

  • パートナーの方も一緒に取り組んでほしい

  • 育児が大変なのは当然、そしてその日々を思い返す日も必ず来る

筆者の体験に基づき、この記事の内容は下記の環境の方が当てはまります。

  • 0歳から小学2年生のお子さんがいる家庭

  • 主夫・主婦

  • 自分、もしくはパートナーが育児疲れになっている

いつも育児にいそしむパパとママ、お疲れ間です。育児はほぼ24時間で休みなし、更にゴールが見えません。誰もが初めての体験のため心身がヘトヘトに疲れてしまうこともあるでしょう。

筆者も同じでした。現在0歳から小学2年生の子どもがおり、上の子が小学校にも慣れてきたころ、
「昔は大変だったけどたくましくなったな」「あの大変な日々も、この成長を見ればいい経験だった」と思うようになりました。

今回はパパとママの育児疲れを少しでも解消し、ゴールの見えない育児をともに乗り越えて行きたい気持ちを2記事にわたってお伝えしたいと思います。

パートナーの方へも、育児疲れのパパとママへできることをお伝えします。

もしかして育児疲れになっているかも?育児疲れの特徴をチェック

「育児疲れ」という言葉に定義はありません。育児中の方本人が辛いと思えば対策する必要があります。

ですが、育児疲れを自覚することは意外と難しいです。なので、心身が疲れている状態をリストアップしてみました。

「これくらいの疲れは当たり前」と思わず、当てはまったら対策を取った方が良いでしょう。

自分をダメだと思い込み他人と比べる

育児中のパパとママはこう悩む方が多いです。

  • 自分の家事って全然できてない方なのかな

  • よその家の子どもはちゃんとできているのに

  • この程度ができないなんて自分はダメだ

筆者も筆者のパートナーも自責することがよくありました。よその子どもの礼儀がしっかりしていたり、字の読み書きが上手にできていたりすると
「うちの教育は間違っているのかな」と自己嫌悪に陥ることも多かったです。

ですが、パパとママや子ども、どちらにも得手不得手があります。よその家の良いところばかりに目を向けないで、自分や自分の子どもが出来ていることに目を向けましょう。

完璧主義

育児疲れになっている方ほど、家事も育児も完璧主義になっていく傾向があります。若いご夫婦や初めての子育ての方も多い印象です。「○○をしなければいけない」という思いを強く抱くほど、完璧主義に陥るでしょう。

完璧主義になりやすいの2つの理由

  1. 理想とする生活像

子どもとの生活に、「こうしたい」「こうでなければならない」という理想像をもち、近づけようとすることで完璧主義に捉われる場合があります。

2.これまでの生活環境とのギャップ

子どもが生まれ前までの、家のインテリア・ファッション・食事などの基準が思うように取れなくなります。


筆者は生活スタイルに努力や工夫を行うことは素晴らしいし必須だと思っています。ですが、それによってパパとママが疲れてしまうと本末転倒です。

以前の記事で、精神的に楽で家事のしやすい環境について執筆したので良ければご覧ください。

家事に必要なのはクオリティ力よりリカバリー力

一人で抱え込んでしまうことが多くなる

今の悩みもネガティブな出来事も、全て自分のせいだと考え込むことが多くなります。しかしこの思考は負のループです。

自分を責め立て自分で解決することばかりを考えると、育児疲れは余計に悪化してしまいます。

悪い事態が全て自分の責任になるはずはありません。また、育児は一人で行えるものではありません。子育ては周囲の人間と協力しあうものです。

一度肩の力を抜いて、パートナーや友人、親など頼れる方に自分の気持ちを吐き出してみましょう。

なぜ育児疲れになってしまうのか?育児の大変さを感じる瞬間

育児疲れになりやすい環境やタイミングを参考にしてみてください。この記事を見てくれているパパとママがこれから同じ環境になるようなら前もって対策をとると良いでしょう。

仕事と家事の両立

育児と仕事、これらを両立することは非常に大変です。共働きに悩んでいる方はとても多いでしょう。

朝は保育所に預けるための準備と自分の出社の準備でバタバタだし、仕事が終われば保育所へ急いで向かわねばなりません。

また、いつも時間通りに動けるわけではなく、子どもがグズッてしまい仕事に支障がでることもあります。夜泣きの対応で寝不足になることもあるでしょう。子どもが大きくなって「小学校の壁」にぶち当たった時は更に大変です。

いつも子どもと仕事に振り回され段々と心身をすり減らしていくことで、育児疲れに陥ってしまいます。

魔の2歳・3歳・4歳

「魔の2歳児」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。2歳児は自我が芽生え、だんだんと言葉を話し会話も成立する年齢です。

しかしだからこそ難しい。言葉が通じる分、嫌なことは嫌とはっきり意志表明してきます。これまでの「されるがまま」の赤ちゃんではなく、着替えも食事もお風呂も自分で行動を決めたがるのです。

魔の2歳児なんて言いますが実際は4歳くらいまで続きます。個人的な体験だと、落ち着く時期があったり荒れる時期があったりと波があるのが「魔の」特徴。

特に4歳児は体力も知識も立派になってくるので一番大変かなと感じました。

ワンオペ家事育児を認めてもらえない

共働きでもそうでなくても、一人で家事育児を担当するのは非常に大変!今の時代、言うまでもありません。それなのに余計に追い打ちをかけることがあります。

それは「パートナーも周りの人も認めてくれない(労いがない)」ことです。

育児と家事の結果は形が見えにくいので、行動している本人以外にはどれだけやっているのかがわかりにくい。

なので「本当にちゃんとやっているの?」と思う人もいます。思うだけならまだしも、口に出す人もいるのは非常に残念な事実です。

筆者も言われたことがあります。「仕事もしていないのにね(リモワをしていることは知っているのに)」や「一日なにしているの?」などなど。

パートナーの方は、口が裂けてもワンオペをしている方に上記のことを口走ってはいけません。

自分の時間がない

育児に携わっていると、自分の時間を作ることはほとんどの場合不可能です。預かってくれる親や知人が身近にいれば別ですが。

育児でなぜ自分の時間が作れないのか?それは子どもと過ごしている間はずっと気が抜けないからです。小さい子はもちろん、保育所や学校に通う子供も意外とすぐに帰ってきます。

帰ってくる間に食事の用意や洗濯掃除もあるので結局時間を作ることができません。筆者も、一人で夜飲みに行くなんてここ数年できていないのが実状です。

また、たまに数時間でかけられることはあってそれだけでも御の字ですが、その間も子どものことが気になって気になってあまり楽しめません。

欲を言えば何も気にせず丸一日独身時代の様に気兼ねない1日を過ごしてみたいのですが、子どもと過ごしたいという気持ちがどうしても勝ってしまいます。

まとめ:育児疲れは精神と時間を追いつめられ、自分を責めてしまうことで起きる

育児疲れに関する記事の前編でした。筆者と妻も経験があるので胸を張って言えるのですが、育児疲れは精神と時間の両方を圧迫させられることで起きる問題です。

更に終わりの見えない闘いを、24時間休みなしで行うのですから心身が疲弊してしまっても当然だと言えます。ご自身が気付いていないだけで、かなり追い詰められた状況ではないかじっくり感じてみてください。

後編は、育児疲れによって起きる周囲への影響と解決・予防策に関してお伝えします。

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