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やまゆり園事件を考え続けるためのブックガイド [ ウエマツ君との対峙、私の中の。番外編01 ]

事件から4年半。
津久井やまゆり園事件/相模原障害者施設殺傷事件を考え続けるための書籍リストです。自分も全てを読んでいる訳ではなく、題名・副題及び概要説明にて事件に触れている作品を列挙しています。個人的に挙げている各書籍をお薦めする訳でもありません。

(随時加筆訂正します。最終更新:2023.1.27。基本的にタイトル・発売日等のデータはAmazonの情報を基に表記していますので、ズレや誤記があるかもしれません。)

事件は植松さんが弁護団の控訴を取り下げて結審した。
事態は、状況は変わったのだろうか。
風化が進むと危惧される中で、新たな書籍は増えるのか。
考え続ける。

【2016年】

『現代思想』 2016年10月号 緊急特集:相模原障害者殺傷事件
 [青土社/2016.9.26]

『障害を持つ息子へ 〜息子よ。そのままで、いい。〜』
 神戸金史 [ブックマン社/2016.10.27]

『相模原事件とヘイトクライム』(岩波ブックレット)
 保坂展人 [岩波書店/2016.11.3]

『季刊Be!』125号 特集:相模原事件のこと、きちんと言葉にしよう。
 ASK(アルコール薬物問題全国市民協会) 編 [アスク・ヒューマン・ケア/2016.12.10]

『相模原障害者殺傷事件 優生思想とヘイトクライムー』
 立岩真也,杉田俊介 [青土社/2016.12.22]

『季刊福祉労働』153号 特集:相模原・障害者施設殺傷事件ー何が問われているのか
 福祉労働編集委員会 [現代書館/2016.12.26]

『生きたかった 相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの』
 藤井克徳 [大月書店/2016.12.27]

【2017年】

・『うつ病から相模原事件まで 精神医学ダイアローグ
 井原裕 [批評社/2017.1.25]

『ふくしと教育』22号(2017) 特集:七・二六(相模原殺傷)事件を考える
 日本福祉教育・ボランティア学習学会 監修 [大学図書出版/2017.2.1]

『Prehospital Care』2017 2(通巻137号) 特集:相模原における集団殺傷事件について
 プレホスピタル・ケア編集委員会 編 [東京法令出版/2017.2.1]

『コトノネ』vol.21 (熊谷晋一郎インタビュー:「用無し」の不安におびえる者たちよ)
 コトノネ編集部 [株式会社コトノネ生活/2017.2.21]

『対立を乗り越える心の実践 障害者差別にどのように向き合うか?』
 附:特別討論〈相模原事件〉の後のこの国で

 栗田季佳,星加良司,岡原正幸 [大学出版部協会/2017.2.27] 

『精神医療』86号 特集:相模原事件が私たちに問うもの
 責任編集:太田順一郎+中島直 [批評社/2017.4.10]

『妄信 相模原障害者殺傷事件』
 朝日新聞取材班 [朝日新聞出版/2017.6.20]

『季刊福祉労働』155号 特集:入所施設の現在ー相模原障害者施設殺傷事件を受けて
 福祉労働編集委員会 [現代書館/2017.6.23]

『ヒューマンライツ』2017年8月号(№353) 相模原障害者殺傷事件から1年―共生社会への課題
 部落解放・人権研究所 [部落解放・人権研究所/2017.8.10]

『精神科臨床サービス』第17巻3号 特集:相模原事件から見えてきたこと:措置入院制度と社会包摂の課題
 [星和書店/2017.8.25]

『私たちの津久井やまゆり園事件 障害者とともに〈共生社会〉の明日へ』
 堀利和 [社会評論社/2017.9.8]

『今日も一日、楽しかった ダウン症のイケメン・あべけん太』
 あべけん太 [朝日新聞出版/2017.9.20]

『生きている!殺すな やまゆり園事件の起きる時代に生きる障害者たち』
 「生きている!殺すな」編集委員会 [山吹書店/2017.10.20]

【2018年】

『相模原事件が私たちに問うもの』(メンタルヘルス・ライブラリー)
 太田順一郎,中島直 [批評社/2018.2.25]

『相模原事件はなぜ起きたのか』(メンタルヘルス・ライブラリー)
 井原裕 [批評社/2018.6.30]

『入所施設だからこそ起こってしまった相模原障害者殺傷事件 隣人を「排除せず」「差別せず」「共に生きる」ための当事者視点の改革』
 河東田博 [現代書館/2018.7.9]

『開けられたパンドラの箱』
 月刊『創』編集部編 [創出版/2018.7.20]

『「自己決定権」という罠 ナチスから相模原障害者殺傷事件まで』
 小松美彦 聞き手今野哲男 [言視舎/2018.8.30]
『【増補決定版】「自己決定権」という罠 ナチスから新型コロナ感染症まで』
 小松美彦 聞き手今野哲男 [現代書館/2020.12.25]

『月』
 辺見庸 [KADOKAWA/2018.10.31]
『月』(角川文庫)
 辺見庸 [KADOKAWA/2021.2.25]

『なぜ人と人は支え合うのか 「障害」から考える』(ちくまプリマー新書)
 渡辺一史 [筑摩書房/2018.12.6]

『障害者の傷、介助者の痛み』
 渡邉琢 [青土社/2018.12.10]

『精神医療』93号 特集:旧優性保護法と現代
 責任編集:高岡健+犬飼直子+岡崎伸郎 [批評社/2018.12.25]

【2019年】

『平成監獄面会記』
 片岡健 [笠倉出版社/2019.1.30]
→ 『マンガ「獄中面会物語」』
 塚原洋一,片岡健 [笠倉出版社/2019.8.22]

『障害者排除の論理を超えて 津久井やまゆり園殺傷事件の深層を探る』
 阿部芳久 [批評社/2019.3.25]

『精神医療』94号 措置入院
 責任編集:太田順一郎+中島直+岡崎伸郎 [批評社/2019.4.10]

『いかにして抹殺の〈思想〉は引き寄せられたか 相模原殺傷事件と戦争・優生思想・精神医学』
 高岡健 [ヘウレーカ/2019.5.18]

『ヒューマンライツ』2019年8月号(№377) 障害者の自立生活―相模原障害者殺傷事件から三年
 部落解放・人権研究所 [部落解放・人権研究所/2019.8.10]

『どうして、もっと怒らないの? 生きづらい「いま」を生き延びる術は障害者運動が教えてくれる』
 荒井裕樹 対談集,九龍ジョー,尾上浩二,川口有美子,原一男,小林佐智子,中島岳志 [現代書館/2019.8.10]

『この国の不寛容の果てに』
 雨宮処凛編著,神戸金史,熊谷晋一郎,岩永直子,杉田俊介,森川すいめい,向谷地生良 [大月書店/2019.9.13]

『こんなときだから 希望は胸に高鳴ってくる -あなたとわたし・わたしとあなたの関係への覚えがきー』
 最首悟 [くんぷる/2019.12.19]

『いのちを選ばないで やまゆり園事件が問う優生思想と人権』
 藤井克徳,池上洋通,石川満,井上英夫 編 [大月書店/2019.12.18]

【2020年】

・『TRIAGE』第1〜7話(ナックルズtheBEST)
 植松聖 [ミリオン出版,大洋図書/#1〜5: 2020.1.8, #6,7: 2020.3.16]

『私たちは津久井やまゆり園事件の「何」を裁くべきか 美帆さん智子さんと、甲Zさんを世の光に!』
 堀利和  [社会評論社/2020.3.12]

『芹沢俊介 養育を語る 事件篇V』
 芹沢俊介 [オプコード研究所/2020.3.22]

『季刊福祉労働』 第167号 特集:津久井やまゆり園事件が社会に残した「宿題」
 福祉労働編集委員会 [現代書館/2020.6.22]

『パンドラの箱は閉じられたのか 相模原障害者殺傷事件は終わっていない』
 月刊『創』編集部 [創出版/2020.6.23]

『相模原障害者殺傷事件』(朝日文庫)
 朝日新聞取材班 [朝日新聞出版/2020.7.7]

『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』
 雨宮処凛 [太田出版/2020.7.18]

『やまゆり園事件』
 神奈川新聞取材班 [幻冬舎/2020.7.21]
『やまゆり園事件』(幻冬舎文庫)
 神奈川新聞取材班 [幻冬舎/2022.8.4]

『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか-ナチス安楽死思想の原典からの考察』(中公選書)
 森下直貴,佐野誠 [中央公論新社/2020.9.8]

『うつでアスペなおやじヘルパーになる あるいは私のプチ社会保障論』
 大平実男 [海鳥社/2020.9.11]

『ルポ「命の選別」 誰が弱者を切り捨てるのか?』
 千葉紀和,上東麻子 [文藝春秋/2020.11.30]

『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』
 森達也 [講談社現代新書/2020.12.16]

【2021年】

『まとまらない言葉を生きる』
 荒井裕樹 [柏書房/2021.5.13]

『元職員による徹底検証 相模原障害者殺傷事件――裁判の記録・被告との対話・関係者の証言』
 西角純志 [明石書店/2021.5.24]

【2022年】

『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後――戦争と福祉と優生思想』
 佐藤幹夫 [現代書館/2022.12.7]


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