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人づくり、国づくりにも感動がなくっちゃ! マカピーな日々#0771

マカピーです。
感動があるから、人が動き、人生が動くんですね。

マカピーが国際協力に関わったのは青年海外協力隊(現 JICA海外協力隊)でマレイシアに派遣されてからとなります。

それを契機に、マカピーの海外での活動が30年に及ぶなんて思ってもいませんでした。

よく聞くフレーズがあります「ワタシって海外経験がないから・・・」「国際協力って敷居が高い感じがする」「海外に暮らすなんて無理!」

じゃあ、海外に行かなかったら国際協力はできないんでしょうか?

もちろん、そんなことはありません!

海外で活動している人の支援だったらできますし、例えば支援団体があったとしたらそこの記録を見たり、バーチャルでも現地の活動の様子を見ることができます。

投げ銭や口座への活動資金支援だってできます。

自分がそこで活動しなくっても、容易に沢山の人とつながれる世界になったということではインターネットってすごいなあって思います。

難民問題があったとしますよね。
映像がTV画面に出ます。

その時に、「あの子供たちに、何とか支援したいなあ」って思った時に皆さんでしたらどこに募金をしたらいいと思いますか?

国連関係の募金もあります。

国際NGOもあります。

今回のウクライナ情勢ではウクライナ政府が募集したりしています。

もちろん、日本の団体もあります。

駅前のコーナーにも、コンビニにも募金箱があります。

で、その集められたお金はどこへ行くのでしょうか?
まさか、誰かの私腹を肥やしているなんてことありませんよね?

人の善意を利用する、よからぬ人種が世界中にいますからご注意を。

そうした意味では、自分がかかわった事のある、実態がわかる、責任者と面識があるなどニッチでも、しっかり活動している団体に必要なものが届けばいいなあって思います。

例えば、あなたが1万円を寄付したとします。
結局のところ人が組織を動かしていますよね。活動資金が必要で、人件費も必要で・・・と必要経費を差し引いたものが、最終的に難民に届いたとしてもそれは仕方のないことです。

でも心情的には「ワタシの1万円分の食糧が直接被災者に届くように!」って、思っちゃいますよね。

実際に手弁当と言われるボランティアだけで、恒常的な組織運営をするのは難しいものがあり、必要な常雇用者や施設を持てばどうしても運営費が必要です。

世の中にはそうした仕事をしている人もいます。
実際にマカピーもそうした仕事に関わっていたともいえます。

例えばある団体の目指す最終目標が「国際社会」とは貧富の格差のない、豊かな文化生活が営まれる社会であったとします。

そのために組織が作られ、人員が配置され、事業計画ができ、援助物資が運ばれ地域住民が喜ぶのですが、プロジェクトが終了するとまた「元の木阿弥」に戻ってしまうケースもあります。

それは、部外者が資金を持ってきてプロジェクトを運営している間だけ機能しているからで、世界中にそんなケースは数えきれないほどあります。

逆説的な話になりますが、そうした組織のスタッフを雇うためにお金が使われていると言えるかもしれません。

援助が得られる期間にリーダーが育ち、うまく独り立ち(卒業)できればその地域は安定化することが可能かもしれません。

こんな話があります。
「イネや麦を育てるのは1年でOKです。
植えた木が用材として利用できるのには50年ほどかかるでしょう。
そして「人」つまり人材が育つには100年もかかるのです」

ですから昔の人は『教育は国家百年の計』と言ったのです。

それなのに多くの海外でのプロジェクトでの協力期間はたったの数年です。

その後は「自助努力」でどうぞって言われたって
社会全体のボトムアップが図れていない構図の中で
ポンと放り出されてもやってゆけるほど経験も積んでいないのに
プロジェクト期間と同じように活動できる団体ってありますか?

子育てを例にしてみましょう。
赤ちゃんがよちよち歩きしたら
「ハイ、あとはご自由に」って無責任すぎませんか?

同じなんですね。
人づくりや国づくりって、製品づくりとはちがって
とんでもない時間がかかるんです。

それをわかって、国際協力のい関わるのには『感動』というエッセンスが
重要です。

ちょうど、母親が赤ちゃんの成長を間近に見ながら世話をして、
その過程に感動できるから、あんなに大変な『子育て』ができる
感じって言ったらいいのでしょうか。

まれにそんなリーダーとなる人材に当たれば、その組織や地域はとても恵まれたものになるでしょう。

でも、そんな特殊例に期待しないほうがいいです。

そう、だれでも最初があるんです。
たまに例外もあるけど、大概は最初からうまく運営できません。
いろいろなことが習得できるまで時間がかかります。
だって、人によってそれぞれ違うんですから。

本屋さんに並んだ書籍からマニュアルを読むと
明日からでも、みんな一律にできると思っちゃうのは無理もない。

けど、理解度も手先の器用さも周囲の支援度もどれ一つとして同じ条件ではないんです。

だからこそ、「おもしろい」と言えます。

だって、『人生のレシピー・ブック』があったら
読んだ人が、みんな同じ人生を歩むんですか?

それに、それで本当に面白いんですか?

出会いに感動して、書籍に感動して、イベントに感動して・・・
感動は行動を生み、行動はやがて『あなただけの人生』となります。

さあ、今から新しい出会いに挑戦してみましょう。
そして、人生を楽しみましょう。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。感動にマヒしないでね






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