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どこをどう切り取るのか

宇多田ヒカルさんが曲作りについて、「ピアノの前に座って考えるよりも、日常のインプットが大切だ」と言っていました。

日常にあったことが粒子となってバラバラになり、積み上げられ、

ピアノの前に座った時に、どう組み立てられるか

出てきたものが、曲になるそうです。

表現がすでに詩のようですね!


○どこをどうやって切り取るか

その話を聞いていたダウンタウン松本さんが、番組『すべらない話』はそれと同じで、【日常のどこをどう切り取るか】だと話しておられました。

『すべらない話』とは、芸人さんが一人ずつ語りをするだけの番組です。タイトル通り、面白い話が聞けます。

松本さんの言葉を借りつつ説明すればこういうこと。

例えば「才能が全然ない芸人さん」と「お笑いセンサーが高い芸人さん」

この2人が同じ“おもしろい出来事“に居合わせた場合

「お笑いセンサーが高い芸人さん」→
この内容を他人におもしろおかしく話ができる。

「才能が全然ない芸人さん」→
まず、そこまで“おもしろいこと“に気付いていないし、おもしろいと感じる部分が少ないから、この内容を他人におもしろく話せない。

という違い。
結局「どこを見て、どう切り取るか」の話だということです。
インプットとアウトプットですね。

〇切り取るのが上手い人

あの芸人さんは好きだけど、
あの芸人さんはあまり好きではない。

あの落語家さんは好きだけど、
あの落語家さんはあまり好きではない。

私は好き嫌いに偏りがあるにもかかわらず、この違いについて、自分自身あまりわかっていませんでした。

しかし松本さんの話を聞いて「これだ!」と気づきました。
私が好きな芸人さんは…

切り取るのが上手い人
切り取る部分が自分に近く、共感できる人

そんな人たちです。

〇センサーの違い

それぞれ自分のセンサーを持っており、笑いのツボは人それぞれです。
しかしながら、笑いには、人が出ます。

https://note.com/machiphilo/n/nf049a7190774

芸人さんは愚痴ったり、自虐を言ったり、時事ネタなど、いろんな話題を口にしますが、言葉には人が出ます。

あぁ普段から、
そういう言葉使っているんだろうな
そういうこと思っているんだろうな

というのがわかってしまいます。
だから合わない笑いには嫌悪感が出ます。

先日も劇場で、ジャニーズのニュースをいじった芸人さんがいました。
私は笑えませんでした。そういうセンサーの違いです。

大衆のセンサーを見誤る芸人さんは売れない。
そんな繊細な仕事なのかもしれないと感じました。

〇身近にも

昔の話ですが、その頃好きだった男性に、私の人生の身に起こったことをさんざん、話した後に
「で?何?それってさ、結局、君がダメだったんだよね」
と一言バッサリ切られたことがあります。

あんなに長い話を要約して「君がダメ」と切り取る人。
そんな人、嫌だーーと思ったことがあります。

そういう人は、どんな出来事でも、そういう切り取り方をする人生なのでしょう。攻撃的なことばかり言う人は、攻撃しやすいように切り取るし(インプット)、実際に攻撃する(アウトプット)。常にそんな感じなんでしょう。

私はあまり好きではありません。(今思えばなぜ一瞬でも好きだったのか疑問ww)

違和感ある切り取り方をする人が身近に居る場合は、距離を置いた方がいいです。

最近のネット記事は、話の一部だけを切り取った、悪意ある記事も多いようですね。そんなのは無視して、、、

どうせ限られた短い人生です。
なるべく良い部分を切り取ったインプットとアウトプットをしていきましょうね。


本当にありがとうございます😊嬉しくて小躍り!!💖