旅は一期一会

2024年2月1日 21:13

いつもの旅友と、今年の旅はじめをしました。今回はふたりぶらり自由旅ではなく、バスツアーなるものを体験です。

7:45に博多駅集合です。ワクワク。
「ソロ活女子いるかなぁ？」
「えー？おじいちゃんおばあちゃん達とか多そうかもて思ってた」
「どうする？私たちだけとかもある？」
「ふたりで大型バス貸切！あるかもね」

博多駅で待ち合わせなはずなのに、私たちは車両までピッタンコで博多駅に向かう地下鉄の中で会える奇跡。私が乗っている車両に、ドアがシューッと開いたら、当然の如くしれっとした顔して「よっ！」て片手あげながら乗ってくる我が友よ。

「ねぇ、博多着いたら飲み物買いたい」
「うん飲み物だけでなく朝ゴパンも買お」
水とパンをゲットした私たちは、バスの集合場所へ向かいつつ。トイレも言っとかなきゃ！ローソンでホットコーヒー買お。と、用事の多いこと。

さてさて珍道中のはじまりはじまり。
あいにくの小雨のお天気でした。
バスツアーは35名のお客さんとガイドさんと運転手さんの乗ったバスで8:00出発進行。
「バリ人気ツアーやん」
早起きした私たちは久しぶりの旅でハイテンション。パン食べてコーヒー飲んで、近況を小声でおしゃべりです。

私たちのバスが向かうのは大分県国東（くにさき）半島です。友人が10年前から行ってみたかったというお寺、文珠仙寺が今回の旅のメインです。

トイレ休憩して、道の駅へ到着。
なんか、タコ。
タコを全面に押し出した小さな道の駅。

いきなりお土産屋さんで、何の思い出もないけれど、とりあえずタコのお煎餅とタコの炊き込みご飯セット購入。

昼食会場到着！ワクワク。このランチがツアーで1番お金のかかっているであろう、車エビ10尾を使われた贅沢ランチ。

私たちは素敵なご夫婦と相席になりました。
奥様はベリーショートでちょっとブルーに髪を染められて。旦那様は背の高く穏やかな笑顔が印象的な紳士。
定年退職後に、海外含めてご夫婦であちこち巡られているとのことでした。
お刺身最高。車エビ、ぷりぷり甘い〜。しゃぶしゃぶも天ぷらも車エビの色々なお姿を堪能しました。タコも柔らかくてとっても美味しかったです。
旦那様が、しゃぶしゃぶのシメに、炊き込みご飯を入れてありました。
これはサービススタッフさんも驚きのアレンジ。奥様も私も友人も、旦那様の残りのご飯をお裾分けしていただき、とっても美味しいお出汁の中で最高の化学反応を起こさせ、たいらげました。

護摩木に名前と願いを書き込んで、ランチ会場を出発しました。

続いてオリーブ園。相変わらずの小雨なのでバスの中でオリーブ園の方から紹介説明があり、アイスクリームが配られました。オリーブのコンフィ（ナッツとお芋）とオリーブオイルをかけて食べました。
気に入りましたよ。私たち、ふたりとも購入。

オリーブショップから出てきた私たちに、車エビのご夫婦が、可愛いギフトをくれました。外のオリーブの樹からハート型の葉っぱを見つけたのですと。

私たちは素敵な贈り物に心満タンの幸せをいただきました。宝物にします。

バスが出発するとき、道の駅も車エビのお店もオリーブ園も、スタッフの皆さんが手を振ってバスを見送ってくださいました。

霧の中をバスは進み、文珠仙寺に到着。足元から悪いからと、徒歩で330段の階段を登りたい人とバスで上まで向かう人にわかれました。
歩いて向かう人は私たちとソロ活の女子おふたり、ソロ活男子おひとりだけでした。

霧がかっていることで、かなり厳かな雰囲気になっていました。

「三人寄れば文殊の智慧」の文珠菩薩さま。
奥の院に到着すると、護摩祈祷を体験しました。撮影はできなかったので写真はシェアできませんが、かなりの迫力でした。
皆の願いが書かれた護摩木が一つ一つ読み上げられながら投げ入れられていきます。
一願、一願が炎を育てていました。
炎がどんどん大きくなって火の粉が舞い上がり火が踊っていました。
唯一、唱えないお願い事は、ボケ封じだそうです。なぜなら、知恵を授けてくださる方だから。

自分の願いを叶えるためにはどう動いたら良いのか。知恵を絞って考えて、行動していきたいと、新たな一年に対しての志ができました。

霧が濃い高速道路をひたすら走らせる運転手さんが頑張ってくれて、爆睡の私たちや他のお客さんは無事に博多駅に戻れて、それぞれ帰路につきました。

車エビのご夫婦、国東の手を振ってくれたみなさん、同じ旅を共にしたみなさん、一期一会。
ありがとうございました。
良い出会いに感謝、いつもの旅友と笑い合えることに感謝です。