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演芸日誌

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マイナーだけど信じられる賞レース

漫才披露ズを見終え、新宿からそそくさと有楽町へ。私が真空ジェシカに骨抜きにされちょうど1年、マイナビラフターナイトの2020チャンピオン大会を観に行った。

この大会、よみうりホールのデカくてきれいな会場なのも良いし、我々お笑いオタクにマイナビ様が超豪華ノベルティを用意してくださる(この時は何もらったっけ、すぐ思い出せないけど何かもらったはず……2021大会はエコバッグだったらしい)。それでもって

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ゆく河の流れは絶えずして

ゆく河の流れは絶えずして

10月に入るとM-1も2回戦が始まって、いよいよ賞レースに向けてお笑い界も活気づく頃。じぐざぐのジャンプさんが吉本の人気ライブ「漫才ヒーローズ」をもじって、どっきん!で「漫才披露ズ」を開催した。私自身、人力舎にも馴染みが出てきたし、真空ジェシカの漫才が見れるというなら当然行くでしょ。

特に面白かった人たちだけメモしてたけど、これをnoteにまとめている開催1年後の今、残念ながらサバ缶もういろうプ

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4/20ナルゲキ昼寄席(1公演目)レポート

4/20ナルゲキ昼寄席(1公演目)レポート

ナルゲキ昼寄席に、行ってきたよ〜!(漫才か漫才じゃないか論争)(始まりません)

K-PROオンラインサロンにご招待いただいた、2021年4月20日のナルゲキ昼寄席(1公演目)をレポートします。K-PROって何じゃい、ナルゲキって何じゃい、の方はまずこちらから。

あれこれ書いてたら長くなっちゃったので、お好きなようにナナメ読みしてください。目次もあるよ!

初めてのナルゲキ昼寄席1公演目は12時

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撮るのと笑うのを両立できない

撮るのと笑うのを両立できない

真空ジェシカにすっかり撃ち抜かれた私は、彼らが出るライブはもれなくチェックするようになったし、当然単独ライブは何が何でも行くことにしている。

単独ライブ、といっても彼らは事務所ライブ「どっきん!」の枠を使って60分以内にサクッと終わらせる(というか無理やり引き伸ばして40分ぐらいにするという感じ)。個人的にはそれぐらいのほうが観る側も集中力がもつしありがたい。いつかのインタビューで「当面自力で単

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みんなはじめはただのお笑いキッズだった

ハイスクール人力舎の翌日がちょうど人力舎の事務所ライブ「どっきん!」で、こちらは「後夜祭」と銘打って開催された。前夜の興奮冷めやらぬ中、真空ジェシカが出るというのでそりゃもう当然行った。

自分たちのネタはちゃんと全うしつつ、幕間のMCでは全員がただのお笑いキッズ(表現がダサい)に戻って、目をキラキラさせていたのが本当に印象的だった。こういう人たちがお笑い芸人だということがとてもうれしかった。

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柴田さんには感謝している

柴田さんには感謝している

2019年のお笑い界のビッグニュースの一つ、アンタッチャブル復活。「全力!脱力タイムズ」内で企画された山崎さんとくりぃむしちゅー有田さんによる壮大なドッキリで、現場に居合わせたスタッフすら知らなかったらしい。私もご多分に漏れず笑い泣きした。

そして2020年秋、人力舎総力を挙げてのビッグイベント「ハイスクール人力舎 秋の学園祭ライブ」で私はそれを再び体感することができた。

小学生の頃から高校卒

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なんだこれ、大喜利ってこんなに面白いのか

真空ジェシカ(と、ママタルト)を知って私の中にインストールされた新しい楽しみが「大喜利」。大学時代、落語をやっていたので大喜利はよくやっていたのだけれど、周りがお笑いの知識も興味もない部員ばかりで(あいつらなんで落研入ったんだ)、張り合いがなく退屈な記憶だった。

でも引き出しと瞬発力、そして選球眼を兼ね備えた猛者というものは実在して、それが落語界ではなく同世代のお笑い界にいるということがわかった

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芸能はかくあるべきよ

K-PRO「ワラネタ寄席」へ。夏以降、真空ジェシカの出るライブに片っ端から足を運ぶようになっていくのだけれど、7月頃はまだ抵抗がなくなったわけではなくて。これは大丈夫だろうか、これは対策されているのだろうか、と少し及び腰になりながらライブが観たい気持ちと葛藤していた。

そんな中で、お笑いライブ制作会社K-PROの主催するライブは情報発信も現場でのケアもかなり手厚く、「これはK-PROだから大丈夫

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30席も埋まらない、それが現実ですよ

30席も埋まらない、それが現実ですよ

オールリスタートで劇場解禁を体験して、今度は好きなライブを観に行ってみよう、と思い、プロダクション人力舎「バカ爆走!」へ。芸歴5年目以下の芸人が出演する若手ライブで、自粛期間中に配信で見た芸人も多かったし、先輩ゲストに真空ジェシカが出るというので足を運ぶことにした。

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バカ爆おしまい。体温測定あり、手指消毒あり、換気あり、緊急連絡先も提出済みの30人限定ライブ。…なんだけど、30人埋まら

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それでも幕は再び上がった

2月に真空ジェシカのライブを観て以来、ぱったりとライブの感想は止まった。新型コロナウイルスによる外出自粛、緊急事態宣言と続いたから。密閉・密集・密接を「3密」とされ、劇場やライブハウスは言語道断で営業停止を余儀なくされた。お笑いライブが再開し始めたのは6月中旬のこと。いても立ってもいられず、お笑いライブ制作のK-PROライブ復活第1弾に足を運んだ。

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オールリスタートおしまい。演者さんが

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タイトなジーンズにねじ込む「あたしンち」

昨年のマイナビラフターナイトチャンピオン大会ですっかり心を掴まれたものの、再び観る機会はなかなか訪れず。単独ライブ、ではないけれど主催の漫才ライブなるものがあると聞いて足を運んだのが2月。

ここですっかり骨抜きにされた私は、この日を境にまんまと彼らの深みに沈んでいくのであった。

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真空ジェシカ主催漫才6本ライブ「モンキー・D・マンザイ」おしまい!一本どころか二本も三本も、あるだけ取られ

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好きなもの大集合はそりゃ「大満足」ですよ

私はますだおかだ以来の松竹推しだけど、最近の若手はあまりチェックできていない。うしろシティのおかげでいろんな若手を知るきっかけができたので、もっと観たい、と思い若手エース総出のライブ「Aライブリターンズ」へ。

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Aライブリターンズおしまい。我ながらなぜこんなにも松竹が好きなのだろう。箱推しを再認識。大好きな人、ずっと観たかった人、心斎橋メンバーも来ていてたくさんネタが観られたのでワタクシ

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イェー 誰も置いてかない

今年最初にして、私が行った(今のところ)最後の角座シティは1月だったか。これが1月下旬で、2月末にはもう暗雲が立ち込めていたので角座シティも開催されなかったのだった。そんな気配が微塵も感じられないTwitterを振り返る。

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今月の角座シティおしまいー!今月はうしろさんのコントが2本だったのが何よりうれしかった。去年の角座シティでグラクラなしでゲスト1、うしろ1のネタ2本だったときに「2

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わたしの永遠のスター

わたしの永遠のスター

私は小さい頃、漫才師になりたかった。毎日聴いていたラジオでお笑い芸人が喋っているのが羨ましくて、お笑いをよく見るようになった。その中でもますだおかだが大好きで、高校生の頃には大阪でやっていたますだおかだのラジオをせっせと聞いた。そんなますだおかだの漫才を観るため、年の瀬に新宿まで出かけた。

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漫才セブンGO!おしまい。とっても、とってもとってもうれしい笑い納めでした。喉が枯れるまで笑った

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