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大会の時期はこのままでいいんですか?

熱中症の警戒アラートが気になる時期になった。

熱中症の疑いで保健室利用が増える時期は大きく3回あり、1回目は5月の初夏だ。
体が暑さに慣れていない時期に体力テストがあるので、熱中症指数が【警戒】レベルでも不調を訴えて来室する。

そして2回目はこの時期だ。
体力がまだついてない1年に多い。

3回目は夏休み明け。部活を引退した3年や、夏休みにずっと涼しい部屋にいたインドアの生徒が体育祭の練習で不調を訴える。

※全て私の経験を元にしてます


2回目となる今の時期が最も暑さが過酷で、部活動も長丁場になる危険な季節だ。
そして疲れも溜まる時期となる。
というのも、私が所属する自治体では、この時期に部活動の大きな試合が集中するからである。

部活動ガイドラインでは平日3日+土日どちらか1日の練習時間という規定があるのだが、試合は土日あることが多い。
さらに団体戦、個人戦とある部活動は2週続けて土日が試合になることがある。
生徒も顧問も休みがなく、暑さでも疲労してくるので欠席や保健室利用者数が増える。なお、教員はムチ打って出勤するが満身創痍の状態だ。

県大会レベルになると夏休みに連日試合が続く。
そうなってくると普段から練習時間が長く体力があるスポーツクラブ所属の子たちが圧倒的に有利となる


私自身は結果主義ではないし、試合の結果よりも日頃の努力の積み重ねや人との関わりが部活動の意義だと思っているが、子どもたちはそうではない。
試合には勝ちたい・記録を出したいと思っている。

こんな暑い時期でも、熱中症の危険があるから部活動を中止にすると「えー!」という声がたくさん挙がる。それだけ学校生活で部活動が占める役割は大きい。


子どもたちが体調を万全に整えた状態で、悔いが残らない大会にしてほしい。
だからこそ、引退を控えた大きな大会をこの時期に実施することは、もう本当にやめてほしい。どうにか時期が変わらないだろうか。
昔と暑さのレベルが違うのだから、命の危険もある。

試合中に熱中症指数が高くて試合中止になった話は聞かないし、試合中測定しているのかもわからない。(していたらごめんなさい。)
そんな状況の中でも、子どもたちはベストを出すために試合でも練習でも精一杯頑張ろうとする。

いつか大きな事故に繋がるのではないかと危惧している。


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