こくご第1章具体と抽象修正

【vol.002】 第2節:文章の「具体と抽象」

こんにちは。

昨日第1節では身近にあるモノやコトの具体と抽象を取り上げました。この具体と抽象を意識すると、世の中がこれまでとちょっと違ったように見えてくるっていう人が多いんですが、いかがですか?何か変化はありましたか?

まぁ昨日の第1節だけでそんな急激に変化が起こるとは思いにくいですが、でもちょっとだけでも「具体と抽象」という概念を意識してみてください。「具体と抽象」というフィルターをかけて世の中を見てみると、これまで見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ?


さてさて、今日の第2節では「文章の具体と抽象」について触れたいと思います。

では早速。

①バスケットボールでチーム最高得点を獲得した。
②野球でサヨナラヒットを打った。
③サッカーでハットトリックを決めた。

これら3つの文章を抽象化すると、どういう文章になるでしょうか?

前節でもお伝えした通り、

①バスケットボール
②野球
③サッカー

これらを抽象化すると、「スポーツ」ではなくて「球技」でしたね。だからまず文の頭には「球技」がきます。

そして

①チーム最高得点を獲得した。
②サヨナラヒットを打った。
③ハットトリックを決めた。

という文章からは、どんな抽象化ができるでしょうか。抽象化とは言葉を変えると、「共通点を抜き出す作業」です。しかも最も小さな範囲での共通点を抜き出す作業でしたね。

それらを踏まえて、例えば、
「チームで一番活躍した」
という表現は適切でしょうか?

①は言えそうですね。一番たくさん得点を取っているんだから。だけど、②は言えるかなぁ。9-10xのサヨナラゲームで、他に5打数5安打9打点という打者がいたなら、サヨナラヒットを1本打った打者よりも活躍してそうです。また③のハットトリックはすごいけど、味方の他の選手が4点取ってるかもしれない。なので、「チームで一番活躍した」というのは言えなさそうです。

では、
「チームの勝利に貢献した」
はどうでしょうか?なんかそれっぽいけど、この①②③で勝利が確定しているのは②だけなので、この表現も適切ではありませんね。

そう考えると、もうちょっと抽象度を上げないとまとまらなさそうですね。というわけで、
「大活躍した」
くらいでしょうか。「活躍した」でもいい気がするけど、ちょっと物足りない感じもあるので(テキトー)、「大活躍」くらいにしておきましょう。

というわけで、この3つの文章を抽象化すると、

「球技で大活躍した」

ということになります。

これを導くまでに、けっこう頭を使いますよね。慣れるまではたいへんかもしれませんが、なんかクイズみたいなもんだと思うと、意外と楽しいかもしれませんよ。というか、私はいつもクイズだと思って脳内で楽しんでいます。


では続いて、これらの文章を抽象化するとどうなりますかね?

①一昨日はお金を拾った。
②昨日はアイスのアタリが当たった。
③今日は落し物を見つけてもらった。

先ほどの文章と同じように、まずは分解してみましょう。そうすると、

「一昨日は」「昨日は」「今日は」という時間軸を表す前半と、「お金を拾った」「アイスのアタリが当たった」「落し物を見つけてもらった」という状態を表す後半に分けることができますよね。

では前半部分の

①一昨日
②昨日
③今日

というこれらの言葉を抽象化するとどうなるでしょう?

「最近」という言葉が当てはまりそうですけども、1週間前のことでも「最近」と表現できるので、「最近」だとちょっと範囲が広いようにも感じられますね。なので、「つい最近」という表現であれば、ベターですね。

そしてさらに抽象度を下げて、より具体的にできる言葉としては、「この3日間」でしょうか。これはドンピシャで言い当てられているので、ベストのように思います。

では後半部分はどうでしょうかね。

①お金を拾った。
②アイスのアタリが当たった。
③落し物を見つけてもらった。

これを例えば「良いことがあった」と抽象化すると、適切でしょうか?

確かに3つとも良いことでしょう。だけど、ちょっと抽象的過ぎます。今回の3つの「良い」の種類は限定的で、もうちょっと具体的な表現ができそうです。

そう、「運が良い」んですよね。どれもこれも実力関係なく、運が良い。なので、

「この3日間は運が良いことがあった。」

というのが抽象表現となります。


表現をちょっと変えて、「この3日間は幸せだった。」でもいいかもしれません。この「幸せ」の意味ってあまり知られていないんですが、

し‐あわせ〔‐あはせ〕【幸せ/仕合(わ)せ/×倖せ】
1 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。「思わぬ―が舞い込む」「―な家庭」「末永くお―にお暮らしください」
出典:デジタル大辞泉(小学館)

そう、「幸せ=運が良い」なんです。幸せになりたぃ〜!っていうのは運が良くなりたいということ。つまり、どうしたら運が良くなるのかを考えぬく、そこを努力すれば幸せが近づくかもですね。

「えー、そんなこと言われたってどう考えたらいいのかわかんなーい」という人は、ちょっと別のアプローチを試みましょう。運がいい人の共通点を探すんですよ。で、それをマネてみたらいい。加えて運が悪い人の共通点も探しましょう。そしてその共通している振る舞いを避ければいいのです。

お気付きですか?この考え方が「抽象思考」そのものです。共通点を抜いて自分に応用するんだから。


いかがでしたか?「文章の具体と抽象」は、そのルールさえ知ってしまえば、あとはクイズみたいなもんでしょ?

このクイズのポイントは、


具体文章の共通点を見抜いて
全てに当てはまる最小の枠の言葉に言い換える!


ってとこかな。このクイズの答え(最小の枠)を言い当てた時には気持ちよくなります。世の中には気持ちよくなる素がそこらへんに転がっているんですよ!文章の抽象化も「ドンピシャズバリ!」で快感を得ましょう!

はい、今日はここまで。俺ももっとラクして幸せになりたいなー。


ご意見・ご質問等ございましたら、noteのコメント欄にコメント入れていただくか、抽象思考についてつぶやくツイッターアカウントを作ったので、こちらまでご連絡ください。今のところツイッターのご連絡を無視してる件数はゼロです。そもそも、まだ1件もご連絡がないので!じゃぁね!バイバイ!

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?