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16歳。初めて単身アメリカへ。~学び編 Part.1~

約1ヶ月半のアメリカ短期留学で得られたこと。留学直後とその後しばらく経った今と、2つに分けて綴ってみたいと思います。

16歳の私が感じたこと。

①アメリカ人は紳士的。
②良くも悪くもカルチャーショック。
③「自分の世界は広い」という実感。

「英語が話せたらもっと楽しいのになぁ」そんな風に思ったのは当然のこと。ギリギリ意思疎通ができる状態の私が、アメリカで、または帰国してすぐに感じたことは大きく分けるとこんな感じ。では、少しだけ掘り下げてみましょう。

①アメリカ人は紳士的。

これね、とっても驚いたんです。スーパーで、郵便局で、雑貨屋さんで。私の前にお店に入った人が後ろを歩いている私に気付くと、自分が入店した後にドアに手を添えて笑顔で待っていてくれる。もちろん私も、「Thank you」と言って笑顔で返す。日本でも後ろ手にドアを開けてくれる人はいますが、目を合わせるほどではない。もちろんこちらも、そこまで求めてはいない。だけど、あの穏やかな気候と西海岸特有のラフな雰囲気のなか、当然のように他人に笑顔を向けてくれる姿が、多感な年齢の私には、すごく印象的な出来事でした。

②良くも悪くもカルチャーショック。

中学・高校と校則に縛られ、それに反発していた私には、天国のように感じました。(もちろん、アメリカにも決まりはたくさんあるはずだけど。)私の記憶に一番残っているのは、現地の高校生と話した「髪」についての校則について。私が「カラーもパーマも禁止だし、整髪料もダメなんだよ」と話すと彼女はめちゃくちゃ驚いて、「え?差別じゃないの?しかも、髪セットできなかったら余計授業に集中できないじゃん!」と。後者については、そうだよね!たしかに!という感じだったのですが、前者について純日本人の私は理由を質問。すると、、、「だって、自毛なんて結構みんな違うじゃん。黒髪、茶髪、金髪、赤毛、カール毛、縮毛・・・どれがいいなんてどうやって決めるの?」と。これ、衝撃でした。私はなんて狭い世界で生きて考えてるんだろうと。

③「自分の世界は広い」という実感。

私は小学生の頃から、いじめや家庭問題に悩んでいました。集団無視が何ヶ月も続いて本気で死にたいと思った小学校高学年、金銭問題が最大要因の両親の不仲。高校生になってからは、どこか冷めて擦れたものの見方しかできなくて、「どうでもいい」が口癖になっていました。そんな中で行ったアメリカ。様々な国籍、年齢の人に囲まれて過ごす日々。それぞれの国の話(文化を中心に、ちょっと政治的な話とかも。)を聞くうちに、自分の視野の狭さを思い知り、逆に「あぁ、良かった。まだ色々あるじゃん」と余白みたいなのを感じてほっとしたのを覚えています。あの頃は明確に言葉にできなかったけど、自分の見ている世界がすべてではないというのがきっと嬉しかったんですね。

帰国直後の私。

ちなみに、帰国後すぐに感じたことは(←すごく明確に覚えている。)、「うちの便器、低っっ!」でした。高さが違ったんだろうな、欧米サイズと。あと、②で書いたカルチャーショックのおかげ(?)で更に校則に違和感を覚え、髪を染めました。単純で何か間違っている。笑
次回は後編です。


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