模話1「アートを語ろうの続きだよ」

模話2「ダ・ヴィンチのさ、最後の晩餐の修復されたのみた？」

模話1「うん。結構違うかんじだったね。ますます現代的な感じになったよね。問題になったキリストのかわいい修復ほどではないけど(笑)、ちょっとずつちがっちゃってるのかね？他の芸術作品もさ。でもダ・ヴィンチって現代絵画っていうか…日本人のマンガ家が描いた作品みたいだよな。受胎告知とか宇宙人みたいだしさ…カヴァーロさんがクラリオン星人に連れていかれたあとに能力に目覚めて描きました(笑)みたいな絵じゃない？」

模話2「確かに(笑)。時代超越した作家だったんだろね。未来人だったりしてね。修復の件だけど…こんな長い期間保存されるってのも難しいことなんだなとも思ったよ」

模話1「最近、対談のおかげでさ、少し絵画をネットでみてみたよ」

模話2「やっぱりネガティブな影響は受けやすくなってたわけ？」

模話1「うん。残念ながら…だから、ずっと見続けるのは、具合悪くなるし、音楽同様にちょこちょこ見ました」

模話2「久しぶりにみた作品で何がよかった？」

模話1「仕事でさ、デキリコが出てきて、展覧会の内容検索したんだけど…ほんとに面白いよね。諸星先生のマンガ思い出したよ(笑)」

模話2「マンガの中にもあの電球みたいな人がキャラクターとして出てきたもんね(笑)」

模話1「シュルレアリスムが出てきて何人かの名前があったから検索しててついでに絵画画像もみたよ」

模話2「ダリとかマグリットとかでしょ？」

模話1「うん、ついでに関係ないものも検索してちょこちょこたのしんだよ(笑)」

模話2「どんなの見たの？」

模話1「思い出したりしたのはスピリアールトとか」

模話2「ベルギーの？ムンクになんか似てるよね？」

模話1「昔すきだったけど、どうも今は興味持てなくなってた」

模話2「象徴主義だっけ？ルドンにモローにシャヴァンヌの御三家は？」

模話1「ルドンは20代で近代美術館？かどこかで見に行ったね。シャヴァンヌは西洋美術館の常設展示に１枚あったよな？」

模話2「漁師が小舟の近くに立ってるやつ？」

模話1「あれもキリストのことだよね？たぶん。キリストは漁師だったらしいし、因みに最後の晩餐では魚が出てたのがダ・ヴィンチの絵にも書いてあるらしいよ」

模話2「もわくんは、キリスト教あんまり興味ないよね？」

模話1「いや…面白いから好きだよ。ただ、教義としてはちょっと…インデアンに神道とかチベットとか縄文とかに引かれるね。ヨーロッパならドルイドとかケルトとか北欧的な。でもグノーシスは面白いから好きだよ」

模話2「トートタロットかじってるでしょ？(笑)」

模話1「(笑)。いいじゃん。レッド・ツェッペリン聴いてたし、アレイスタークローリーは面白いから(笑)」

模話2「西洋絵画はキリスト教からは逃れられないよね。日本人の感覚では理解が追いつかないかもよ」

模話1「逆に自由だから作品自体をたのしめるんじゃないの？受胎告知はキリスト教の信者には日本では格安のイタリアンレストランで模写が見られますって言ったらどう思われるかね？」

模話2「○イゼリアの壁絵のことかい？(笑)」

模話1「うん、好きなんだよ。○イゼリア(笑)」

模話2「確かに、不謹慎かもしれないけど…節操のないいいものはいいっていう感覚が水瓶座の時代(笑)には合っているかもしれないね」

模話1「ボブマーリーも勉強するとバカになるって言ってたし(笑)…話戻すと、シャヴァンヌは今回すごく検索してて楽しくてさ…シャヴァンヌ見てたらモーリスドニが見たくなって検索した。ナビ派って後期印象派のあとだけど、キリスト教的などっちかといえばグノーシス的な目に見えない意識が関係していて似てるなって感じた。ナビ派検索したけど、ドニがダントツで、ボナールはよい画家さんだけど、ボクには入ってこないんだよね。ドニの色やフォルムがどっかに連れてってくれそうなんだよな」

模話2「ゴーギャンの我々はどこから～とかもグノーシスっぽいよね」

模話1「ドニやゴーギャンや、シャヴァンヌは共通して引かれる色やフォルムを感じたね」

模話2「ゴッホはまた独特だけど、グノーシスっぽいかな？」

模話1「いや～、日本のパンクでただひとつ異質でぬきんでてたブルーハーツ的なとんだ人だったと思う。プレアデス人って噂もあるし(笑)。宗教をあの方はこえて違うとこにいるんだと思う。晩年のグリーン系の色とかたまんないよね。赤葡萄畑の色もいい～」

模話2「話はつきないね。続くにしようか」

模話1「ラファエル前派とか、フォーヴィズムとかバルビゾン派とか新古典主義とかさ…20代で展覧会に金使ったな～って思い出したよ」

模話2「いまは近所の美術館すら行ってないね(笑)」