こんにちは。

食べ物には気をつけていたつもりが、まさかのタイミングで先週末に食中毒になり、とてもとても苦しめられることになりました。

それはいきなりやってきた・・・

前日までは普通に過ごしていたのに、その日の朝は、起きてから寝ぼけたままトイレに駆け込んだ。下痢だった。

活動先の長に、「お腹が痛くて下痢をしているから遅れる」と連絡。

一瞬休むことも頭によぎったけど、その週はすでに1回休んでいたから、これ以上休みたくなかった。

実際に、痛みに耐えながら少し寝たら、下痢の症状も落ち着いたので、いつもより３時間遅れで家を出た。

でも、ここはヨルダン。いつもと違う時間に家を出ると、バスがなかなか出発しない問題に出くわす。

この時もなかなか出発しないバスの中で、出発するのを40分くらい待っていた。その間にまた体調が悪くなってきて・・・

家に戻ることも考えたけど、バス停から家まで少し歩くし、移動するよりかは留まりたい気持ちの方が強かったので、そのまま活動先の難民キャンプへと向かうことにした。

フラフラになりながら活動先に到着。体調不良で何もできず。私の症状を聞いて、「メラミーヤのお茶がお腹に効くよ」と言って、活動先の人がメラミーヤというセージのお茶を淹れてくれた。

そして、またまた活動先の人たちの勧めで、難民キャンプの中にある病院に行くことに。一緒について来てくれたの、心強かった〜

待合室では難民キャンプの住人が何人か待っていたけど、その中の誰よりも私が一番体調悪そうだった。

男性の先生が診察してくれて、薬を処方してくれた。寄生虫の薬と、痛み止めの薬と、ビタミンの錠剤（⇦何故？）。全部で4JD（約600円）支払った。

そして活動先に戻ると、活動先の長が心配してくれて、「ヨーグルトを食べるといいよ」と言って、ヨーグルトを買ってきてくれたので、食べた。（心の中：下痢の時、ヨーグルトって食べて良かったっけ？！）

そして、自分の住んでいる街へ自力で帰らなければいけなかった。

お決まりの、いつ来るのか分からないバスを待ち始めた。いつもバスを待つ道端には商店があって、そこで働く人に体調が悪いことを伝えたら、「お腹が痛いときにはこれが良いよ」って言って、炭酸のセブンアップを渡してくれた。断るほどの体力はなかったから、そのまま受け取ったけど、現地の人の「これが身体に良いよ」の信憑性をいよいよ疑うこととなった（笑）

程なくしてバスも来て、14時半頃になんとか自宅へ帰ってくることができた。

それからはずっとベットの上で過ごしていて、お腹が痛いのが辛かったから、寝てしまうよう努力をした。

それでも1時間に1回くらい、急にトイレに行きたくなるし、トイレとベットのシャトルランをしている感じだった。（シャトルラン自体は好き。）
ずっと下痢は続いていた。尿が出なくて、水分は全部下痢として出てしまう感じだった。喉はカラカラなのに、水分を取ることが怖かった。

それと同時に、いくら着込んでも、いくら布団や毛布を被っても、寒くてブルブルと震えていた。夜になると熱が出てき始めて、39.8度まで上がった。

JICAの健康管理人さんの判断で、翌日には首都アンマンに上がって点滴を受けることとなった。脱水症状になっているかもしれなかったから。

首都に上がるときはいつもバスで行くけど、これも何時に出発するのか分からないので、体調不良の身にとってはなかなかレベルが高い。

そのため、大家さんの知り合いが運転するタクシーで首都に上がることができた。病院まで直行。金曜日で休日だったので、エマージェンシー扱いだったと思う。

病院では、健康管理人さんと会うことができた。なんという安心感。日本人に会えたということだけでも、ほっとするには十分だった。

それから点滴を受け、便の検査をし、抗生物質などの薬を大量にもらって病院を後にした。検査の結果、アメーバ赤痢だと判明。

アメーバ赤痢の潜伏期間は数週間みたいだけど、何が原因だったのかは思い当たらなかった。水道水は飲料水としては飲んでいないし（歯磨きは水道水を使っているし、野菜は水道水で洗っているけど）、怪しい食べ物を食べた覚えもなかった。

下痢になる前に一番最後に食べたものは、アラブ諸国で一般的なファストフードのシャワルマだった。お店で購入したものだから、特に問題ないと思って食べていたけど、現地の人にこのことを伝えると、シャワルマは汚いと言う人が多かった。「あの店のシャワルマはあまり良くない」「ここの店のシャワルマは清潔だけど」そんな感じで言う人が多い。

実際に、シャワルマが原因での集団食中毒事件もあったりするみたいなので、可能性がゼロだとも言い切れない。

でも結局のところ、何が原因でアメーバ赤痢という食中毒になったのかは判明できなかったけど、今回のことを通して思ったことは、体調が悪いとすごく日本に帰国したくなるということ。
そして、体調が良いということは素晴らしいということ。

などと、何を今更ということを、身を持って体験した。

回復して、なんでも食べられるようになって良かった！！幸せ！！

少しの間、シャワルマを食べるのは控えようかなと思う（笑）