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うつ病患者のシェアハウス暮らし メリット・デメリットを整理してみた

シェアハウス暮らしを始めてちょうど2ヶ月ほどになった。
せっかくなので自分用の備忘録も兼ねて、現状をシェア。

シェアハウス暮らしのきっかけ

そもそも引越しのきっかけは仕事を辞めたこと。それまで通勤を考えて、徒歩でも通勤できるほどの場所に住んでいた。
非常に都会で夜カフェがいくつも点在した。夜でも居場所のある街。
家から歩いて2分くらいのところにコンビニもあって、炊事できなくてもすぐにご飯を調達できた。商店街の一角だったので明るい道だった。
とっても便利で好きな場所だった。間取りも言うことなし。洗面所のスペースがちょっと狭くて時々アザを作ったけれども、一人暮らしの同年代、都内在住としては、よい暮らしをさせてもらってたと思う。家賃、管理費、光熱費を合わせると9~10万ほどだったかな。

でもまぁ、奇しくもうつ病が酷くなって、退職したので、「もうここに居る必要は無くなったのだな」と漠然と思った。現実的にも、収入が無くなった訳で、もう少し田舎の、今の自分の身の丈にあった費用の場所に住もう、と思った。
シェアハウスに決めたのは、仕事を失ってからというもの、友人に会うことと通院すること以外に人との交流が無くなったことへの焦りだ。社会の中から自分が溢れ出していることへの焦燥感。うつ病と言うだけでマイノリティなのに、その上無職で、誰とも会わない日が重なると、やっぱりちょっと不安になる。
うつ病の改善も兼ねて、昼夜逆転は避けたかったけど、一人暮らしは気ままに生活ができる故に、好きな時間に起きて、寝て、食事して、となってしまい、もう少し社会性のある場所に住みたくなった。
それで、シェアハウスに、と踏み切ったのだ。


シェアハウスのメリット

最大のメリットと思っているのは、家事負担が減ったこと。自室を除けば、他のスペースは綺麗に掃除され(週2でお掃除さんが来てくれる)、鏡の汚れや排水溝の詰まりなど、些細なことから自尊心をすり減らすことがない。トイレにサボったリングができることもないので、精神衛生上かなり良い。
また、洗剤やトイレットペーパー、ティッシュなどの生活用品も用意が潤沢にあるので、「あれを買わなきゃ」「これを買い忘れた」などが発生しないのもありがたい。こういうTo-Doをこなせない事が、うつ病患者には辛くて、簡単に体を蝕んでいくので。
あと、時間に何となくの決まりがあるのも良い。お風呂や料理など、音のなることは22:30までと決まっており、もちろんその時間厳守ではないのだが、出来るだけ守ってくださいね、的な暗黙の了解がある。このおかげで、一応人として自然な時間にお風呂に入り、洗濯するようになった。


シェアハウスのデメリット

これは単純に私個人のシェアハウスの事情であるが、掃除の行き届いていない箇所がある。浴室のカビやキッチンの壁の油跡、焦げ付いたトースター、天井の換気口のホコリ詰りなど、通常大掃除で綺麗にする箇所が数年放置されている状態である。直近で新築物件や築数年の物件に住んでいた私には使用に抵抗がある。浴室はしょうがないので使用するしかないのだが、キッチンは清潔感が気になり、利用しなくなった。勝手に私が掃除すればいいのだが、そんなに行動できるほど元気なら正直アルバイトとかしたい。
あと、使用した食器をすぐに洗うのも大変。今までは使用した食器はとりあえずシンクに置いて水につけておき、体調のいい時にまとめて洗っていたが、それができなくなった。自室に置いて置くのも衛生的に気になる。そのため、「皿を使うもの」を食べなくなった。今まではお餅を焼いたり、お茶漬けを食べたりしていたが、洗い物がマストだと思うと気が向かなくなってしまった。

これから

まとめてみたが、正直今すぐ退去したいほどでは無いが、数年住みたい!というほど居心地のいいものでもない。社会的な色々を考えると、あまり住民票の移動はしたくないし、無職のままだと住める賃貸が少ないことも想像できる。ので、もうしばらくはここで暮らすかな。
あとはまぁ、うつ病の調子が全て。ただ、どれだけ楽しくても、週5の8時間勤務は私には無理なのだとそろそろ諦めをつけなきゃいけないので、働き方についても今後考えていかなきゃなと思う。

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