▼うつ克服の体験談一覧
https://note.com/mahiru2go/m/mfb709f683172

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■よゆう、生まれる

社会生活にも少しずつ適応できるようになってきて、心の余裕が生まれたころ。人とのつながりが欲しくなりました。恋人がほしいとかいうよりも、あって気軽に話せる友だちが欲しいほう。
学生時代から付き合いのある友達で、地元に残っている子も何人かいるけれど、仕事の都合でなかなか会えなかったり。
「ここはいっちょ友達の輪を広げるか」ということで、当時流行っていたmixi（ミクシィ）にて友達探しを始めました。

■あたらしい居場所

オンラインの友達ではなくて直接会って話せる友だちが欲しかったので、「地元で遊ぼう」的なグループを検索。２件ヒット。活発なグループを選び、入会を申し込みました。
わりとすぐに承認され、さっそくみんなで遊ぶことに。
10代～20代の男女15名ほどで構成されたそのグループはとても居心地がよく、大学のサークルのようにそのコミュニティに入り浸るようになりました。

■運命の出会い

いつものように、とあるメンバーさんの家に入り浸って夕飯を食べ、みんなで映画を観ていると、一人の男性がスーツ姿でやってきました。彼は私たちの輪に混じることなく、来て早々入口すぐのダイニングテーブルに突っ伏すように寝始めました。

「あの人なにしに来たの？」

それが彼への第一印象でした。
学園恋愛ものの漫画でもよくいますよね？輪に入らないで机に一人座り、なんなら授業中も突っ伏したままの人。それで一日過ごして放課後になって起きる、みたいな。。。あ、妄想が過ぎました。

みんなが群れでワイワイ騒いでいるなか、ひとり交わらずに孤高を醸し出している彼に、強烈な違和感を感じました。その違和感は興味へと変わり、目の端のスーツの人に一気に心惹かれていきました。（いま思えば仕事で疲れていたから寝ただけなんだけど）

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