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結局、私が会社に行けなくなったのは何故だったのか

先日、新卒で入った会社を2年弱で去った。

最終的にはある日朝会社に行くために起きようとしたら、
吐き気。涙止まらない。頭痛。
「あ、もう無理。会社行くのやめよ」って思った。

後に心療内科で適応障害の診断受けて、
休職して、退職。

過去のことを振り返れる程度には回復したので、
考えてみたいと思う。

話題の本『科学的な適職』のフレームワークを参考にした。
厳密に言うと参考にしたのは、これがわかりやすく解説されていた中田敦彦さんのYouTube大学の講義です。w

①裁量(自由)

2点。

〈制度面〉
リモートワーク× フレックス×
フリーアドレス○ 副業△(競業しない範囲)

〈仕事面〉
やりたいと思った案件に挙手しても、「あなたには別の案件に集中してもらいたい」という理由で部長に却下される。
自由には責任が伴うことはわかってる。
別の案件が精神的にきついものだと思ってたから、心のオアシス的にあの案件に関わりたかった。結果精神的にきつい案件にほぼ100%の時間と頭脳を使うことになり、逃げ場がなくなったことで不幸になった。
決定的に仕事が嫌いになった。

「違う部署の仕事もしてみたい」と言ったら、「それは異動という形を取らざるを得ないから、そうすると人員の足りてない現在の部署がさらにしんどくなるから無理」と取締役に却下される。
たかだか20人程度の組織なのに、いわゆるフラットな組織では全然なかった。「組織化しなきゃ→体制から作らなきゃ」で作った体制にこだわりすぎて、組織としての本質を見失っていた印象。

2部署あったのだが、部署間のコミュニケーションが全然取れていなかった。
その理由は、大きく3つと考えている。
・部署管掌の取締役同士の不仲説(おそらく馬が合わないのでしょう)
・予算が別で立てられていた(どちらも自チームの数字を追うことに必死)
・現場のメンバーの意識(互いに「あっちは別の部署だから」と壁を設けていた)

私は部署の分け隔てとかどうでもよくて、フラットにどちらの部署の仕事もしてみたかったのだけど。
ここは取締役と話した時、その会話の結果「個人のやりがいとか興味を追求することは、会社にとっては不要(だから諦めろ)」ってことで片付けられた。
Will/Can/Mustをもっと考えなきゃいけないなあと思った。
凄く怖い言い方をすると、会社ってのは、殺さない程度に社員を飼えばいい。そういう風に思われてるんだなと思って悲しくなった。このあたりは会社というものに私が期待しすぎていたせいだと思う。

〈その他〉
DJ◎
社内のスピーカーに繋いで自分の好きな曲をかけることができたので、音楽好きの私にとって救われるポイントであった。

ということで、ここは「フリーアドレス○ 副業△」とDJの2点。

②進歩している感覚(達成)

2点。
テクニカルな知識が増えるとともにできることが増えるので、進歩はしていたと思う。
ただそれが自分のやりたい方向かというと△なので、達成感はあまりなかった。日に日に「なんで私こんなことやってるんやろう」が強くなってくる。

③攻撃型or防御型

1点。
自分の部署には「攻撃型」が目立った。もちろん「防御型」の人もいたけど、防御型故に目立たない。部長が攻撃型の人であることもあり、自分と同系統な攻撃型の人を偏重して、他を認めない風潮があった。

私はおそらくHSPであることもあり、攻撃型の人がオフィスで上司への愚痴を言ったりしているのが自分にも向いている気がして、怖くなった。自分は防御型だということもあり、次第に馴染めなくなった。

④内容と報酬は明確か

2点。

内容は明確だったと思う。
逆に仕事内容がSIでガチガチすぎてあそびがなくて窮屈やったほど。

報酬はなー。
売上でいうと、要件定義した結果、要件が膨らむとかもあってつらかったな。でも見積もりからは上振れせずに対応することが多かった(お人好しかよ)。

給料でいうと、目標設定は1年に1回で歩みは遅かった。
賞与は業績次第なので、不明確だった。利益は出てるのに、予算に達してないからという理由で渋られてた印象(だから社員としてはモチベが下がった)。決算月から休職に入ったので、結局どうなったのかは不明。

⑤業務内容のバラエティ

0点。
これはもう0点です。
大量生産するために、分業化が促進された。
その結果、個人の範囲がかなり狭められることになった。

そもそもコンサルが向いてなかったと思う。
人に「こうするといいと思いますよ」とか言いづらい。
ただヒアリングは好きだった。おそらくHSPということもあり、共感するのは得意だと思ってる。
だからニーズを引き出してそのニーズを満たすようなものを作ったりする業務はよかった。

⑥自分に似た人(友達3人以上)

1点。
友達と思っていたのは最終1人になった。
それまで4人くらいいたけど、みんな辞めてしまった。

⑦他人の生活に影響を与えるか

3点。
toBなので、世の中に影響を与えるものではなかったけど。
自分の作ったダッシュボードを見て、誰かが新しい気づきを得ることができたのかもしれない。
自分の作ったダッシュボードを見て、誰かが「これよりももっといいダッシュボード作りたい」と思って勉強に励んだのかもしれない。
クライアントの方々は皆いい人たちばかりだった。そうであってほしいと思う。

◾️結果

11点!(35点満点中)
やっぱこの環境で頑張るのは難しかったよね。
お疲れ様でした、自分。


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